WILLER EXPRESSはこのほど、快適性を高めた新しいシートを発表した。「New Premium(ニュープレミアム)」「Beaute(ボーテ)」「Relax(リラックス)プライベートモニター付」「Relax(リラックス)のびのび9列」の4種類で、同社の高速バスを向上する取り組み「すべてを、アップグレード、2012」の第1弾という。

「New Premium(ニュープレミアム)」の室内

シート幅61cm(座面50cm)

「New Premium(ニュープレミアム)」は同社の大型シート「Premium(プレミアム)」の進化版。横3列または4列×前後9列の配置を横3列×前後8列として、前後のシート間隔を最大117cmへと拡大した。シートの材質も改良し、体重がかかる3つの支点に最適なクッションを配置したという。ゆりかご式の電動リクライニングは146度。プライベート感を高めるため窓側席の左右にMYカーテンを装備する。各座席には格納式テーブル・コンセント・スーツかけ・ブランケットを用意し、無線LANも利用できるとのこと。東京・千葉・横浜と大阪・京都を結ぶ路線に導入し、料金は7,800円~11,000円。

「Beaute(ボーテ)」はシート幅57cm(座面44cm)

プラズマクラスター搭載

「Beaute(ボーテ)」は女性専用の3列独立シート。「眠っている間にきれい(Beaute)になる」がコンセプトという。女性の身体にフィットするサイズで開発され、各座席にプラズマクラスターイオン発生器・足のむくみを解消する「CoroCoroマッサージ」・温熱ヒーターを内蔵した「あったかレッグレスト」を装備する。また、眠る姿勢に配慮したゆりかご式電動リクライニング(140度)を採用し、各座席の左右にカーテンを取り付けてプライバシーに配慮したという。各座席にコンセントも用意したほか、ミラーやブランケットなど女性に嬉しい内容となっている。導入路線は東京・千葉・横浜 - 名古屋間と、東京・千葉 - 仙台間。料金は名古屋発着便が4,700円~8,500円。仙台発着便が2,800円~8,000円。

「Relax(リラックス)プライベートモニター付」映画は3カ月ごとに追加更新される

「Relax(リラックス)プライベートモニター付」と「Relax(リラックス)のびのび9列」は、顔を隠せる「カノピー」が特徴の4列シート「Relax(リラックス)」をアップグレードさせたタイプとのこと。

「Relax(リラックス)プライベートモニター付」は各座席の背面にモニターを装備し、テレビ・映画・音楽・オーディオブック・ゲームを楽しめる。リクライニングは130度。運行路線は東京・横浜 - 名古屋間、東京・千葉 - 仙台間、東京・千葉 - 新潟間の3つで、昼行と夜行がある。料金は名古屋発着便と仙台発着便が3,500~6,500円、新潟発着便が3,700円~6,700円となっている。

4列でもゆったり配置の「Relax(リラックス)のびのび9列」

「Relax(リラックス)のびのび9列」は、従来の前後10列を9列としてシート間隔を広げたタイプ。リクライニングも140度と深く、前席の下のフットレストを使えば、背の高い人もゆったりした姿勢をとれるという。運行路線や料金は未定とのこと。

運行開始日は「New Premium(ニュープレミアム)」「Beaute(ボーテ)」「Relax(リラックス)プライベートモニター付」が3月1日で、すでに予約を受け付けている。「Relax(リラックス)のびのび9列」は4月9日に運行開始。予約開始は2月中旬を予定している。