富士通は12日、「ARROWS」ブランドの個人向けタブレット端末として、「ARROWS Tab Wi-Fi」の販売を1月19日より開始することを発表した。指紋センサー搭載、IPX5/7の防水性能、DLNA連携などの便利仕様に加え、高速・高性能デュアルコアCPUを搭載。同社のPCとの連携も可能だ。FLASH ROM容量32GB/16GBの2モデルが用意されており、店頭予想価格は32GBモデルが6万円強、16GBモデルが6万円前後となる。
防水性能はIPX5/7適合で、浴室やキッチンなどの水回り、アウトドアでの利用も可能。内蔵カメラによるハンドジェスチャーコントロールが可能なので、手が汚れていたり濡れていたりしてもスムーズに操作できる。
マルチメディア機能は、フロントステレオスピーカーとDolbyMobile v3によるクリアで迫力のある音声、毎秒15フレームの画像を30フレームに補完する「なめらか表示機能」による自然なワンセグ映像などを実現。高速・高性能なデュアルコアCPU「OMAP4」により、動画視聴などもストレスなく利用できる。
PCや他の機器との連携は、「F-LINK」機能によるワイヤレスでの富士通製PCとの連携、DLNA対応レコーダーなどとの連携が可能。「ケータイ書きだし機能」対応の同社製PCからは、録画したテレビ番組をメモリーカードなどを介してコピーし、持ち出すことも可能だ。また、指紋センサーによるロック/解除が可能なので、簡単に高度なセキュリティを実現できる。
主な仕様は、CPUがOMAP4430(1.0GHz)、OSがAndroid 3.2、ディスプレイが約10.1インチTFTカラー液晶(1,280×800ドット、10指マルチタッチ対応静電式タッチパネル搭載)、メモリ容量がRAM1GB、FLASH ROM容量が32GBまたは16GB。ネットワークはIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR。Webカメラは背面510万画素、正面130万画素。サイズ・重量はW262×D11.3×H181mm、599g。バッテリ駆動時間は動画再生時約10時間、音楽再生時約83時間。センサー類はGPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、指紋センサーを搭載。インタフェースは、microUSB、ヘッドホン出力、microSDカードスロットなど。ワンセグ受信にも対応している。