メルコホールディングスは11日、同社の子会社であるバッファローとバッファローコクヨサプライの両社が、バッファローを存続会社とする合併契約書締結を決議したことを発表した。合併期日は4月1日。

合併の理由は、メルコグループがPC周辺機器からインターネット周辺機器、デジタル家電周辺機器へ事業領域を拡大する一方、スマートフォン・タブレットPC・地上デジタルテレビ市場の成長に伴ってバッファローコクヨサプライの事業領域も拡大しており、両社の事業領域が大きく重なってきたことが挙げられている。この経営統合により、相互の経営資源の有効活用を図り、メルコグループの進めるスマートフォン関連事業・デジタル家電周辺機器事業における事業拡大を目指すという。

バッファローコクヨサプライは、2007年にコクヨS&Tとバッファローの業務提携を受け、コクヨS&T子会社でパソコンの周辺機器販売を行う株式会社アーベルと、コクヨ・バッファローのPCサプライ部門を統合して誕生。マウス・キーボードなどのPC周辺機器、スマートフォンアクセサリや各種ケーブルなどの製品をとりあつかってきた。今回の吸収合併に先立ち、コクヨS&Tは持ち株すべてのバッファローコクヨサプライによる自己株式取得に応じており、バッファローコクヨサプライはメルコホールディングスの100%子会社となっていた。メルコグループとコクヨS&Tの業務提携は継続される。