Acerが、CESの開幕直前に米国ラスベガスで記者発表会を開催し、その中で、製品名すら未定という参考出展として、同社タブレット「ICONIA TAB」の次世代製品を紹介した。発売時期は第2四半期で、正式な製品発表は後日改めて行われる見込み。

Acer社PCGO事業部社長のCampbell Kan氏が、次世代ICONIA TABをちょい見せ

10.1型サイズのタブレットで、プロセッサにクアッドコアのNVIDIA Tegra 3を内蔵するほか、OSはAndroid 4.0が動作、大きな特徴として、1920×1080ドットの高解像度フルHD液晶も搭載している。例えばTegra 3は強力なプロセッシングパワーで1080pの動画をスムーズに再生できるが、同機では、10.1型液晶でありながらこの1080pの動画をそのままの解像度で視聴できるというわけだ。

クアッドコアのパワーと、液晶の高解像度で、フルHD動画を"ネイティブ"再生できる

あわせてAcerは、同社製AndroidとWindowsで利用できるクラウドサービス「AcerClude」を発表した。写真や文章、音楽のデータがクラウド側に同期保存され、デバイス間共有できるというもの。まずは今年の第2四半期に中国でサービスインし、同第4四半期には世界中でサービスを開始するという。

AcerCludeは、clear.fi Photo(写真)、clear.fi Media(音楽)、AcerCloud Docs(文書)の3つを利用できる

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