楽天グループの結婚情報サービス・オーネットはこのほど、「2012年新成人800人の意識調査」の結果を発表した。同調査は、1991年4月2日~1992年4月1日生まれの独身男女計800名を対象に、恋愛・結婚・社会参加意識などに関してアンケートをとったもの。調査期間は2011年11月30日、調査媒体はインターネット。
新成人に対して、交際相手の有無について尋ねたところ、全体の75.3%が「交際相手がいない」と回答。一方、「交際相手がいる」は24.7%だった。男女別に見ると、「交際相手がいない」と答えた男性は79.0%に上り、2011年の83.8%に比べて減少したものの、高い水準となっている。
これまでの「片思いを含む恋愛の経験」について回数で質問すると、最も多かったのは「5回以上」で22.9%。また、これまでに交際した(現在している)異性の数を聞いたところ、「1人もいない」が47.0%と2011年の45.3%よりもやや増えた。このうち女性については、昨年の41.3%より5ポイント増加した46.3%となり、2012年の男性の数字47.8%とほぼ同じ割合となった。
結婚についてその意向を尋ねると、4年連続で8割となる80.5%が「結婚したい(早く+いずれは)」と回答。男女別に見ると、2011年は男性の「結婚したい」意向が7割台の78.3%まで減少していたが、2012年は81.8%まで回復している。
また、結婚観について質問したところ、75.6%が「経済的な基盤ができないと結婚はできない」と答えており、同社は「結婚の意欲は高いものの、彼らが直面する雇用問題が、将来的に結婚にも影響を与えるのではないか」と分析している。