江崎グリコは5日、「バレンタイン事情2012」調査の結果を発表した。同調査は、2011年12月3日~4日の期間にインターネット上で行われ、全国の10代~20代の未婚女性400人と小中学生の女の子を持つ父親・母親各200人から有効回答を得た。
2011年の東日本大震災をきっかけに人と人との絆が大事にされている今、バレンタインデーに感謝の気持ちを伝えることについては、92.2%が「よいこと」と賛同。70.9%が今年のバレンタインデーに家族でチョコレートの「贈り合いをする」と回答している。
10代・20代の独身女性に、今年のバレンタインデーの計画について尋ねたところ、今年、チョコレートをあげる予定の相手として最も多かったのは「女友達」(69.5%)で、特に中学生(97.0%)と高校生(89.0%)の間で高ポイントを獲得。2位には「父親」(46.5%)が入り、3位の「彼氏」(33.3%)や10位の「告白したい男性」(12.3%)に大きな差をつける結果となった。
チョコレートをあげる予定の総人数は平均「12.0人」で、2011年の「13.3人」よりやや減少。また、チョコレートにかける予定金額は総額「3,698.2円」となり、昨年の「3,581.5円」より116.7円増えている。
あげる予定のチョコレートのタイプについては、市販のチョコレート菓子を自分でアレンジする「デコチョコ」(61.5%)が2位の「チョコレート専門店で購入」(17.3%)を大きく引き離して1位となった。
一方、親世代のバレンタイン事情はというと、母親がチョコレートをあげる相手は昨年同様「夫」(95.5%)が圧倒的1位を獲得。夫へのチョコに込める気持ちとしては「ありがとう・感謝の気持ち」(83.2%)が最も多くなっている。
父親がチョコレートをもらって一番嬉しい相手は「娘」(61.7%)で、2位の「妻」(29.4%)と30ポイント以上も差が開くという結果になった。「娘からの"パパチョコ"には、妻からの感謝の気持ちが込もった"ダーリンチョコレート"も敵わないようだ」と同社は推察している。