2012年を迎えるにあたって
「ソリューション・プロバイダへの変革」デルの成長戦略
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 昨年3月の東日本大震災におきましては多くの方々が被災され、未だ復興の途上にあられますこと、衷心よりお見舞い申し上げます。
デルは、数年前からソリューション・プロバイダへの変革に向けて大きく舵を切り、効率的で柔軟なエンタープライズ・ソリューションに注力して参りました。米国本社では、2011年中に、情報セキュリティ・サービスの会社であるセキュアワークス、ストレージ・ベンダーであるコンペレント・テクノロジーズ、 高信頼性・高性能ネットワークの構築とセキュリティのパイオニアであるフォーステン・ネットワークスの買収を完了し、ソリューション分野における対応力の増強を図りました。またデルのソリューション関連事業の売上は2012年度第3四半期(2011年8~10月)において過去最高の47億ドルとなり、全売上高の30%以上(法人向け売上内では37.3%)をソリューション事業が占めるに至っています。日本でも、ソリューションの選任部署を設置し人員増強を図るなど、体制を整えてきました。
2012年も引き続きこの分野への投資と成長を推進して参ります。これは、デルの成長戦略の中核をなすもので、以下の2点を基盤とするものです。
効率的なITソリューション
ITソリューションにおいて、デルは全社をあげて、まったく独自のアプローチを採用しています。お客様を自社のアーキテクチャに囲い込むのではなく、お客様が選ぶことの出来る選択肢を提供すべきだと考えています。これを、Open(オープン)、Capable(高機能)、Affordable(導入しやすい)なソリューションと位置づけています。
業界標準に準拠し、真にオープンで高性能かつ高価値、短期間かつ少ないリソースで導入できるソリューションを購入しやすい価格でお客様にご提供すること、お客様の立場で、お客様の事業課題の解決に最も効果的なITソリューションをご提供すること―それこそが1984年の創業以来、成長し多様化する中、また新規分野に参入する中においても、変わることなく育んできたデルのDNAとも言うべき信念です