2012年 年頭所感

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 また、昨年の東日本大震災の被害に対し心よりお見舞い申し上げます。

昨年は、国内では東日本大震災、海外ではタイの大洪水の自然災害が起き、また、欧州に始まるソブリン(政府債務)ショックによる金融危機が懸念される等、世界情勢は大きく揺れ動きました。そのような中、お客様はビジネスの維持・拡大に向けた変革に取り組まれ、ITへの期待も大きく変化しました。お客様のNo.1ソリューションパートナーを目指す当社も、期待に応えるべくスピーディな事業変革に取り組んで参りました。

昨年7月に中国現地法人を設立。10月には、インド、ベトナム、シンガポールに進出し、中国を始め、広く東南アジア地域からお客様の海外事業をサポートできる体制を整えつつあります。また、モノ創り改革やグループ連携強化により市場環境に応変できる企業体質強化も進めてきました。 本年は、これまで取り組んできた改革をお客様と共に成長につなげて行く大事な1年であり、景気の閉塞感を打開するため、情報システムを「改善」するITの提供だけでなく、「成長」のため、お客様の本業に貢献できるIT提案を行っていきたいと考えております。

一方、クラウドやスマート端末が普及し利便性が向上すると共に、ネットワーク上でタイムリーに膨大なデータ処理を行うことが求められています。また、社会インフラ分野では、スマートコミュニティの進展がますます加速していくことが予想されます。

このようなIT環境の変化への潮流は、東芝のITソリューション事業を担う当社にとって強みを活かせるチャンスであり、東芝の総合力を大いに発揮して参りたいと思います。

また、当然のことながら、企業が成長するためには、そこで働く社員の働き甲斐や満足度も重要なファクターであり、人を財産とする東芝ソリューショングループとして、ダイバーシティ活動や、社会貢献活動、ワ-ク・ライフ・バランスの実現などにも継続して取り組んで参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。