Android Marketの登録アプリ数が40万本を突破したと、オランダの調査会社であるDistimoが独自調査の結果を発表した。同社によれば、Android Marketの登録アプリ数は2011年4月に20万本、ついで8月に30万本突破、2011年12月に40万本を達成したとされている。この40万本という記録は、達成期間においてはAppleのApp Storeよりも2カ月間遅いものだが、そこに至るまでの20万本から30万本、さらに30万本から40万本へと登録数を伸ばすのに要した期間はApp Storeよりも短く、直近のAndroidの勢いを示す結果と見ることもできる。

40万本の達成時期や達成期間ではApp Storeが先行したが、20万本を超えてからの伸びではAndroid Marketが優勢という (出典: Distimo)

同社の調査によれば、Android Marketが登録アプリ数40万本のマイルストーンを達成するのにかかった期間はおよそ39カ月。その過程を見てみると、20万本のマイルストーンには31カ月かかっており、そこから30万本を達成するまでにかかった期間は4カ月、さらに40万本までにかかった期間も4カ月だったという。一方のApp Storeは20万本を22カ月で達成し、そこから30万本まで8カ月、40万本まで7カ月を必要としていた。なお、App Storeの40万本達成は2011年6月で、現在のアプリ登録数は50万本とされており、Androidが直近のこの勢いが維持できるのであれば、アプリ登録数においてはAndroid MarketがApp Storeをキャッチアップする日も、そう遠くはないということだ。

ほか調査によれば、Android Marketに登録されている40万本のアプリケーションのうち、2/3は無料のアプリケーションであったという。2011年4月の20万本達成の時点では、無料アプリの割合は60%ほどだったというので、アプリ登録数が大きく伸びたあいだ、無料アプリの割合が増加傾向にあったことも報告されている。

無料アプリの割合が増加しているという傾向も (出典: Distimo)

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http://androwire.jp/articles/2011/12/07/01/