俳優の織田裕二が主演する人気シリーズの最新作『踊る大捜査線 THE FINAL(仮)』の製作が決定し、同作をもって完結することが28日、明らかになった。

『踊る大捜査線 THE FINAL(仮)』 拡大画像を見る

1997年にテレビドラマとしてスタートした『踊る大捜査線』シリーズがついにフィナーレを迎える。ドラマシリーズでは平均視聴率18.2%を叩きだし、劇場版の第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では観客動員1,260万人、興行収入173.5億と日本実写映画興行収入を記録。『交渉人 真下正義』、『容疑者 室井慎次』などのスピンオフ作品もヒットするなど、国民的人気を誇る同シリーズだが、フジテレビの亀山千広映画事業局長は、2010年7月に公開された前作『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の製作段階から、本作『踊る大捜査線THE FINAL(仮)』で一区切りをつけようとレギュラー出演者に相談したという。

「この映画化をもってファイナルを迎えます。ファンの皆さんが多くいらっしゃる作品なので嬉しい反面、責任もある。製作者の自分たちでファイナルと言っていいのだろうか、という想いもあります」と亀山局長。本作では、"事件は現場で起きている"、"組織をつくっているのは現場の力"という、正しいことをするために走り続ける青島俊作刑事と仲間たちの物語をより強く描くことになるという。青島刑事を演じる織田は「最後と聞いて寂しい思いもありますが……青島15年の集大成を魅せられるよう頑張ります。お楽しみに!」とメッセージを寄せている。

撮影は2012年1月中旬クランクインし、都内近郊で撮影予定。4月下旬にクランクアップ、8月に完成する予定で、9月に全国で公開。