ヒビノインターサウンドは27日、デジタルオーディオプレーヤー「HDP-R10」を、2012年の春に発売することを発表した。HDP-R10は、高音質なヘッドホンアンプなどで知られるiBasso Audioとヒビノインターサウンドが共同開発した製品だ。価格などについては、現時点では明らかにされていない。
HDP-R10は、OSにAndroidを採用した音楽プレイヤーだ。192kHz/24bitのハイレゾリューションサウンドの再生に対応すると同時に、既存の音楽のアップサンプリングも可能だ。DACには、ESSの「SABRE32 Reference audio DAC ES9018」を使用。プレイヤーとDACの間はI2Sで伝送される。アンプは、iBasso Audioのヘッドホンアンプの技術を採用したもので、L・R独立のオペアンプを使用している。プレイヤーと外付けのヘッドホンアンプの2つを持ち歩いているユーザーには、気になる製品だろう。
製品は上に掲載した写真の手前の部分のみで、奥にある黒い物体は、オプションのマウントベースだ。マウントベースはアルミ素材を削り出して作られており、クレードルとしての機能と同時にインシュレーターとしての役割も果たす。
その他、現時点で判明している内容は、内蔵メモリが64GB、USBポートとmicroSDカードスロット、ライン出力・デジタル音声出力を搭載する、Wi-Fi機能を備えているといったところだ。現時点ではまだモックの状態で、上記以外の仕様や搭載している機能については、2012年に再度発表するとしている。