2012年公開の洋画で話題になりそうな映画と言えば、新シリーズ始動となる『アメイジング・スパイダーマン』(2012年6月30日公開)、新バットマンシリーズ第3弾の『ダークナイト ライジング』(2012年夏公開予定)、ミラ・ジョボビッチ主演の人気ゲームの映画化第5弾『バイオハザード5(仮題)』(2012年夏公開予定)、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督による『ホビット 思いがけない冒険』(2012年12月14日公開)、SFアクションのリメイク作の『トータル・リコール(原題)』(2012年夏公開予定)、日米同時公開の『メン・イン・ブラック3』(2012年5月25日公開)、『ゴーストバスターズ3(原題)』(2012年公開予定)などがある。
他にも海外のティーンに絶大な人気を誇るトワイライトシリーズ最終章の前編『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part1』(2012年2月25日公開)、そして後編『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』(2012年12月公開予定)、ケイト・ベッキンセール主演のヴァンパイア映画『アンダーワールド4(原題)』(2012年2月公開予定)、デビット・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』(2012年2月公開予定)、『シュレック』シリーズのスピンオフ作品『長ぐつをはいたネコ』(2012年3月公開予定)などが控えている。
どれも話題作と言えそうなものばかりだが、続編、リメイク、原作ありきの作品がほとんどで、オリジナル作品があまり目につかないのが残念。そんな風に感じていたMが映画館で予告編を観て気になった映画の一つが『TIME/タイム』という作品である。『ガタカ』、『トゥルーマン・ショー』の鬼才アンドリュー・ニコルによるオリジナル脚本作品で、なんと唯一の通貨が“時間”である世界が描かれている。さらにこの世界では全人類の成長は25歳で止まってしまい、その後の余命は通貨でもある“時間”を手に入れることで決まると言う斬新な設定となっている。25歳になったとき、富める者には永遠の命が与えられる一方で、貧しいものに与えられる余命は23時間。彼らは生き続けるために日々熾烈なサバイバルを強いられていた。そんな究極の格差社会の中で、社会の仕組みの矛盾に気が付いた貧しい世界で生きる一人の青年がいた。そしてそんな彼に徐々に心を惹かれる大富豪の娘。果たして2人の運命はいかに――というワクワクするような予告編だったのである。
主演はジャスティン・ティンバーレイクとアマンダ・セイフライド。どちらかというと音楽で有名なジャスティンと、映画好きの間ではじわりじわりと確実に人気がでてきているアマンダというフレッシュな組み合わせも見逃せない。そして、今回も“25歳で成長が止まる”、“余命は腕に表示される体内時計で決まる”、“通貨の代わりは「時間」”などのユニークな設定と脚本で映画を作り上げ、勝負をかけるアンドリュー・ニコル監督は、シリーズ映画が流行りのハリウッドで奮闘しているなぁと思わずにはいられない。
公開は2012年2月17日(金)ということでちょっと先だが、続編、リメイク、原作ありきの作品はもう見飽きたと言う人はぜひ観てみてはいかがだろうか。
文●編集部M
■『TIME/タイム』の日本最速試写会にご招待早く観てみたいと思ったMが配給会社の20世紀フォックス映画に交渉して日本最速試写会を読者プレゼントとしていただいた。映画の世界では25歳で全人類の成長が止まることから、前代未聞!【25歳限定】で試写会を実施します!
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ちなみに試写会は2012年1月26日(木)18:30開場/19:00開映、
場所は都内・六本木 (詳細は当選者にのみご連絡さしあげます)。
写真は『TIME/タイム』[(C) 2011 TWENTIETH CENTURY FOX]
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