「アルプスエキスプレス」富山でデビュー - 初代レッドアローの外観は維持

富山地方鉄道は23日より、観光列車「アルプスエキスプレス」の運行を開始した。24日まで座席指定券は不要で、運賃のみで乗車できる。

かつて西武特急レッドアローに使用された車両が「アルプスエキスプレス」に

運行開始前日の22日には、電鉄富山駅で発車式を実施。水戸岡鋭治氏も出席した

同列車に使用される16010形は、かつて特急レッドアローとして活躍した元西武鉄道5000系を譲り受けた車両。2編成あるうちの1編成が、水戸岡鋭治氏のデザインによる「アルプスエキスプレス」となった。西武時代からの外観を保ちつつ、車体前面と側面にロゴマークなどが入った。

中間車となる2号車の車内は大きく改装され、水戸岡氏のデザインらしい木製素材を多用した空間に。沿線の雄大な景色が楽しめる外向きテーブル付きシートなどが設置され、軽食を販売するコーナーも登場。富山の食材を生かしたおにぎりやお酒、ソフトドリンクを用意するという。



車内は"水戸岡デザイン"ならではの落ち着きのある空間になっている

同列車は24日まで座席指定券不要の観光列車(3両編成)として運行され、翌25日からは座席指定券210円が必要に。26日から1月6日までは通常運行となり、2号車を省いた2両編成で運転される。1月7日以降、土日祝日は3両編成、平日は2両編成での運転となる。