来年1月8日にスタートする大河ドラマ『平清盛』(NHK総合 毎週日曜 20:00~20:45 ※初回は74分拡大版)の会見が21日、NHK大阪放送局で行われ、子ども時代を演じる兄弟漫才師・まえだまえだ(前田航基・前田旺志郎)が出席した。

大河ドラマ『平清盛』をPRするまえだまえだ(左から、前田航基・前田旺志郎) 拡大画像を見る

弟の旺志郎は主演の松山ケンイチが扮する平清盛の、兄の航基は加藤浩次が扮する海賊王・兎丸の少年時代の役で1月8日の初回に出演。朝廷の命で盗賊の捕縛を行っていた清盛の父・忠盛(中井貴一)に、盗賊だった兎丸の父が殺された因縁から、兄弟の共演シーンでは激しい取っ組み合いのケンカを繰り広げる。

自宅でセリフの読み合わせなど兄弟で"自主練"を重ねて本番に臨んだが、「あんなにすごい取っ組み合い(の演出)になるとは思ってなかった」と口を揃える2人。旺志郎は「家で普通に兄弟ゲンカはするんですけど、劇の中であんなにドーンと突かれるのは初めてで、最初は少しビックリしました。でも、いっつも家でやってることを、あんなとこ(=時代劇の収録現場)でやれるのはおもしろかったし楽しかったです」と、航基は「最初はフワフワした感じで、緊張とはまた違うモヤモヤした感じやったんですけど、やってみると弟やから思いっきり突き飛ばしまくれるし(笑)、遠慮がなかったんですごくやりやすかったです」と無邪気な感想を語り、笑いを誘っていた。

そんな大熱演でドラマの幕開けを盛り上げる2人だが、旺志郎の役柄がのちに松山に、航基が加藤になることについては「この顔が松山さんみたいなイケメンになるのかな? 僕で大丈夫かな? と。今もちょっと心配です」(旺志郎)、「僕が加藤さんになるって……。顔はどないにもなりません(笑)」(航基)と少々不安もあるよう。だが「顔は変えようがないけど、迫力だけは出そうと思ってがんばったので、そこを見て欲しいです」(航基)と笑顔でアピールしていた。