俳優の瑛太、女優の深田恭子らが21日、東京・丸の内ルーブルで行われた映画『ワイルド7』の初日舞台あいさつに出席した。

左から、中井貴一、瑛太、椎名桔平、深田恭子、阿部力、平山祐介、松本実 拡大画像を見る

映画『ワイルド7』は、望月三起也原作の同名コミックを実写化したもので、凶悪犯に対して国家から極秘裏に発動される抹殺命令を遂行する7人の元犯罪者「ワイルド7」が、バイクを駆って問答無用に悪人を一掃する。彼らは凶悪事件の裏側に潜む国家の陰謀に気づき、仲間と共に国家に立ち向かっていくが――というストーリーで全国公開中。舞台あいさつでは、キャストの瑛太、深田のほか、椎名桔平、丸山隆平(関ジャニ∞)、阿部力、宇梶剛士、平山祐介、松本実と羽住英一郎監督が会場後方から登場すると、観客からは大きな歓声が上がった。

主人公・飛葉役の瑛太は「やっと公開されて嬉しい。北九州のロケで、トイレ掃除のおばさんに『飛葉になってるよ』と言われたことがあって……。それからは飛葉になりきって胸を張って演じました。格好良く仕上がってるので、原作ファンの人も知らない人も楽しんでもらえると思う」とあいさつし、謎の女性・ユキを演じた深田は「アクションが多いので男の映画っぽいですが、私はワイルド7のファンになりました。是非、皆さん観て欲しい」と笑顔でアピールした。また、同作で映画デビューの丸山は「中井さんが演じる草波さんは、冷徹そうだけど、実はワイルド7を可愛がってるところが好き。あんなお芝居がいつか出来ればいいなと思います」と俳優への意気込みを語った。

イベントには、原作者の望月三起也も駆けつけ、「ファンの目線で観て素晴らしい映画です。実は、20数年前に僕のサッカーチームに役者をやってる青年がいて『僕が映画に出たら見て』と言われていたんです。それが椎名さんなんですよ。約束を果たせました」と意外なエピソードを明かすと、椎名は「よく覚えてますね」と驚いていたが、望月に「図々しかったもん。とにかく態度がでかくて憶えてる」と言われて苦笑いしていた。最後に羽住監督は「最近の男子はバイク離れとか草食系男子とか言われてるので、肉肉肉の唐揚げ系男子で行きたい」と"ワイルド男子"を宣言。瑛太も「日本の男性に是非観て欲しいですね。彼氏や旦那さんを連れて来て一緒に楽しんで」とアピールした。