パイオニアは20日、シニア向けテレビ用ワイヤレススピーカー「快テレ君 VMS-700-W」を発表した。5月に発売した「VMS-700-K」のカラーバリエーションモデル。2012年1月下旬に発売される予定だ。価格はオープンで、推定市場価格は2万円前後と見られる。
VMS-700-Wは、テレビの音声が聴き取りづらい際に、音量自体を上げるのではなくて、自分の手元で音を聴けるようにするワイヤレススピーカー。シニア層をメインターゲットとしており、セリフをより聞きやすくする「しっかり音」機能を搭載するほか、機能ごとに区別しやすいように操作ボタンの形状が異なるユニバーサルデザインを採用している。キッチンなど、テレビから距離のある場所での使用や、夜間のテレビ視聴にも便利な製品だ。
製品は、充電器兼用の送信機とスピーカーから構成されている。それぞれのサイズは、スピーカー側がW90×D78×H90.5mm(重量は約660g)で、送信機側がW190×D78×H28mm(重量は約130g)だ。音声は2.4GHzの電波によってデジタル伝送され、最長で約30mの距離まで電波が届く。スピーカー部の電源はニッケル水素電池で、送信機にセットすると充電が行われる。フル充電の場合、約13時間の連続再生が可能だ。アンプの出力は1W×2で、50mm径フルレンジスピーカーユニットが2本搭載されている。再生周波数範囲は100Hz~20kHz。入力端子は、ステレオミニジャックとステレオピンプラグの2系統を装備する。