トヨタ自動車は19日、同社の最上級SUV「ランドクルーザー」をマイナーチェンジして、2012年1月6日に発売すると発表した。価格は、定員5名の「GX」が440万円で、定員8名の「AX」が480万円、「AX"Gセレクション"」が550万円、「ZX」が630万円。
今回のマイナーチェンジでは、砂地・がれき・モーグル・岩石路など走行環境に応じて、トラクションやブレーキの制御をスイッチ操作で切り替え可能な先進技術「マルチテレインセレクト」を導入し、オフロードの走破性を高めている。
また、車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる「マルチテレインモニター」を新採用したほか、ステアリング操作のみで極低速走行が可能な「クロールコントロール」の速度設定を5段階(従来型は3段階)にし、クロールコントロール走行時にタイトなコーナーでの回頭性を高める「ターンアシスト機能」も搭載。
外観では、フロントバンパー&グリル、フォグランプ、リヤコンビネーションランプなどを意匠変更したほか、プロジェクター式ヘッドランプとLEDポジショニングランプを新採用している。外板色は新色のアティチュードブラックマイカ、ベージュマイカメタリックを含む全7色を設定。内装では、新色のシェルを含む全3色を設定したほか、インストルメントパネルなどに光沢のある木目調加飾を採用し、上質感を演出したという。
全グレードに、エンジンは4.6LのV型8気筒DOHC(1UR-FE)、トランスミッションは6 Super ECT、駆動方式は4WDを採用する。