15日から17まで東京ビックサイトで開催された「エコプロダクツ2011」。アスクブースでは、同社が取り扱っているGOAL ZERO社の太陽光発電機器の展示が行われていた。GOAL ZERO社のラインナップは、携帯機器の充電をターゲットとしたモバイルタイプから、AC 100Vでの給電を目的とした製品まで幅広い。基本的な構成はソーラーパネルとバッテリーの組み合わせとなっており、AC 100V出力が必要な場合には、これにユニバーサールACインバーターを加えることになる。多くのモデルでは、パネルやバッテリーのデージーチェーンも可能だ。
「Guide 10 Plus Mobile Kit without batteries」は、最大出力3.5Wのソーラーパネル「Nomad 3.5」とバッテリーパックの組み合わせ |
最大出力7Wのソーラーパネル「Nomad 7」とバッテリーパックを組み合わせた「Guide 10 Plus Adventure Kit without batteries」 |
USB端子からは5V/1Aまでの出力が可能 |
大がかりな物だけでなく、モバイル向けのソーラーパネル「Nomad」シリーズとモバイルバッテリーパック「GUIDE 10 PLUS」を組み合わせた手軽なセットモデルも用意されている。「Nomad」シリーズは、コンパクトに折り畳むことができるモバイル向けのソーラーパネル。セットモデルに採用されているのは、最大出力3.5Wの「Nomad 3.5」と最大出力7Wの「Nomad 7」だ。Nomad 3.5は折り畳むとW177×D25×H139mmと携帯に邪魔にならないサイズになる。また、Nomad 7もほぼB5サイズに折り畳むことが可能だ。「Nomad」シリーズではこのほかにも、12月13日に最大出力が13.5W/の「Nomad 13.5」と27Wの「Nomad 27」が発表されている。GUIDE 10 PLUSは、単3形のNi-MH充電池を4本使用するモバイルバッテリーパックだ。出力はUSBポートで、最大5V/1Aの出力が可能だ。充電池自体は付属しておらず、「eneloop」など市販の充電池を使用することになる。なお、Nomad 3.5を使用した場合には約6~8時間、Nomad 7を使用した場合には約2~4時間でフル充電される。
GUIDE 10 PLUSは、携帯機器の充電をメインとしたモバイルパックだ。キャンプや非常時に電化製品を使用するためには、もっと容量の大きなバッテリーが必要になるだろう。同ブースに展示されていたバッテリーパックは、鉛蓄電池を使用した「Extreme 350 Power Pack」(350Wh)や「Escape 150 Power Pack」(150Wh)、リチウムイオンバッテリーを使用した「Sherpa 120 Power Pack」(120Wh)「Sherpa 50 Power Pack」(50Wh)だ。Escape 150 Power Packを除く3モデルは、DC12V/5Vの直流電力を出力するバッテリーで、それぞれ4台までのデージーチェーンが可能だ。Escape 150 Power Packは、デージーチェーンには対応していないが、ACインバーターを内蔵したモデルで、DC12V/5Vのほかに、最大80WのAC 100V出力を利用することができる。Extreme 350 Power PackやSherpa Power PackでAC 100Vを使用するには、オプションのインバーターユニットが必要だ。インバーターは、それぞれのバッテリーのデザインに合わせた「Extreme UI」「Sherpa UI」の2種類が用意されている。