トレンド総研はこのほど、半年以内に自動車の購入を検討している男女500名に対して実施した「自動車に関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は、2011年12月5日に「エコカー減税の延長」が発表される前の12月2日~5日の期間に、インターネット上で行われた。回答者の年齢層は22~60歳で、男女比は男性291名、女性209名。
まず、「ガソリン車」と「ハイブリッド車」のどちらを購入したいかと尋ねたところ、60%が「ハイブリッド車」、40%が「ガソリン車」と回答。ハイブリッド車を選んだ理由として、「環境や燃費を考えて。(44歳・男性)」、「エコや環境に配慮した車の方が安心して乗れるから。(51歳・女性)」など、燃費の良さや環境に優しい点を挙げている人が多く見られた。
次に、エコカー減税が来年度以降も継続するとなれば「ハイブリッド車」の購入意向は高まるかと聞くと、78%が「高まる」と回答。政府は5日、「エコカー減税」の内容を見直した上で、来年度以降も延長する案を発表しており、今後も「ハイブリッド車」の人気は続くと推測される。
「ハイブリッド車」の購入検討者に、今注目しているボディタイプを質問したところ、最も多かった回答は「ミニバン」で62%。その理由としては、「家族でゆったり乗れるから。(45歳・男性)」、「大きめな車の方が、旅行に行く時に荷物が入るので良い。(44歳・女性)」といった意見が寄せられた。
人気が高い「ハイブリッド ミニバン」だが、この車種には燃費やエコカー減税などのメリット以外に、「下取り価格が高い」というメリットもある。
同社が2011年9月、自動車ディーラー100名を対象に行った「自動車販売に関する意識調査」によると、自動車ディーラーの79%が「下取り価格を考えた場合、今後人気が高まるのは『ハイブリッド車』である」と回答。また、今後「ハイブリッド車」の中で、下取りにおいて人気が上昇すると思うボディタイプを尋ねたところ、「ミニバン」が59%で第1位となったという。