米Googleは12月16日(現地時間)、Android OSの最新バージョン「Android 4.0.3 "Ice Cream Sandwich"」をリリースした。Social Stream APIなど、いくつかの新機能をサポートする。機能的にはすでに提供されている4.0.2からのマイナーバージョンアップ的なものだが、API Levelは従来の14から15へと格上げされている。
Googleによれば、Android 4.0.3における主なアップデート内容は下記のようになっている。
- Social Stream API: SNSのストリームに関する情報を、プロフィール以外のステータスも含めて取得する仕組み
- Calendar機能の拡張: イベントへの色追加や追跡、新ステータスなど
- カメラ機能の拡張: 手振れ補正機能の調整やQVGA解像度サポートなど
- アクセシビリティ機能の刷新
- グラフィクス、DB、スペルチェック、Bluetoothなどの機能改善
なお、API Levelが15へと昇格したこともあり、Googleでは各デベロッパーらに対してこのAndroid 4.0.3をICSにおけるベースプラットフォームとすることを通達しており、可能な限りこの新バージョンでアプリ等のテストを行うよう訴えている。そのほか詳細については、開発者サイトのAndroid 4.0.3 SDKについての説明を参照してほしい。
ICSの展開については、現在Galaxy Nexus向けにAndroid 4.0.2のアップデートがOTAで提供され始めているほか(リリース時のバージョンは4.0.1)、Nexus S向けのAndroid 4.0.3アップデートの提供が予告されており、OTAを待たずとも直接手動でのアップデートを可能にする方法が広まっている。今後リリースされる端末やアプリの多くはAndroid 4.0.3がベースになるとみられるため、アップデートが可能なユーザーは可能な限りバージョンを上げておいたほうがいいだろう。
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