映画『ニューイヤーズ・イブ』PRのために来日中のアメリカ人俳優ザック・エフロンが15日、都内で記者会見を行った。

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映画『セブンティーン・アゲイン』以来2年7カ月ぶり4度目の来日を果たしたザックは、「日本の皆さんにとっては大変な年でしたが、大晦日というのは非常に重要な時期。この1年に起きたことを振り返って、希望と幸せと愛と赦しに満ちた新年を迎えてほしい」と作品にかけて震災後日本へメッセージを送った。

映画『プリティ・ウーマン』などで知られるゲイリー・マーシャル監督が、年越しのカウントダウンまであと数時間のニューヨークを舞台に、1年の最後の日に大切な人との絆を取り戻そうとする8組の人々の姿を描く群像ドラマ。映画『バレンタインデー』に続く記念日映画の第2弾で、ロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリーらオスカー俳優のほか、ザック、アシュトン・カッチャー、サラ・ジェシカ・パーカー、ジョン・ボン・ジョヴィら人気スターが集結している。

劇中では、年の離れた女性とのラブストーリーを展開させるザックだが「年齢というのはロマンスには関係ないし、愛していれば問題ないよ」と断言する。見所は相手役の大女優ミシェル・ファイファーとの大晦日のキス・シーンだそうで「一人練習を重ねて、完璧な瞬間にしたいと思ったけれど、撮影では寒くて人も多いし、紙吹雪が凄く飛んでいて、ミシェルにたどり着くのもやっとだった」と苦労をにじませた。肝心のキス・シーンは「紙吹雪が口に入ってしまって、ミシェルにばれないよう吐き出したけれど……僕が恐れていたことのすべてが起こってしまったよ」と苦笑いを浮かべていた。

英グラマー誌で"2011年最もセクシーな男性"に選出されたが「毎日身体を鍛えているけれど、日本に来てからはサボってしまって、ラーメンや神戸牛、お寿司を食べたり、自分でついたお餅も食べてしまった」と日本のグルメを満喫中。飛躍の年となった今年1年を「フォーカス」と表し、「俳優として色々な作品に挑戦して、今年は4本もの映画に出演しているんだ。日本の皆さんにも是非観てほしいね」とアイドルから俳優としての成長をうかがわせた。

映画『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日より、丸の内ピカデリーほかで全国公開。