こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。
今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!
現在、ニコニコ動画では「PONPONPON祭り」と呼ばれるムーブメントが起こっています。事の起こりは、2011年夏に投稿された、とあるミュージックビデオでした。
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もうすっかりメジャー歌手になった「きゃりーぱみゅぱみゅ」ですが、ご存じない方のためにご紹介しましょう。彼女はもともと「KERA!」「Zipper」「HR」「Tokyo graffity」といったファッション誌でモデルとして活躍しており、またその当時からニコニコ動画に「きゃりーのウェイウェイNICOチャンネル」を開設するなど、媒体を問わず活動していました。
そして8月17日、Perfumeなどを手がける中田ヤスタカの全面プロデュースにより、ミニアルバム「もしもし原宿」で歌手デビュー。「PONPONPON」とはそのアルバムに収録されている楽曲のタイトルです。
この「PONPONPON」、ご覧になるとわかりますが、楽曲自体の中毒性が非常に強く、またミュージックビデオが独特の世界観を表現していることから、映像作品としても高い評価を受けています。特に海外での人気が高いことから、"和製ガガ"などと呼ばれることもあるようです。
そんな「PONPONPON」がニコニコ動画に公開されてから約4カ月経った12月、ニコニコ動画で人気の歌い手や踊り手が次々に「PONPONPON」の関連動画を投稿し、「PONPONPON祭り」と呼ばれるムーブメントが沸き起こったのです。
お祭りの発端となったのは、人気の歌い手「Gero」によるこちらの動画。男性の歌い手が女性の楽曲をカバーすることはニコニコ動画では珍しいことではありませんが、Gero氏自身の人気と、前述したような楽曲が持つ独自の世界観、中毒性のあるメロディがユーザーを惹きつけ、PONPONPON祭りは一気に加速していくことになります。
少年のような美声の持ち主である女性歌い手の「ろん」もお祭に参加して動画を投稿。本家のきゃりーぱみゅぱみゅやGero氏とはまた違った雰囲気がありますね。
歌うだけでなく、アレンジまで施してまったく別の曲調にしてしまった動画。見事にビジュアル系に生まれ変わった「PONPONPON」にびっくりです。実際にこういう曲ありそう!
お祭に参加したのは歌い手だけではありません。「めろちん」を始めとするニコニコ動画の踊り手も多数この動画を投稿しており、「PONPONPON祭り」はさらに盛り上がりを見せていきます。
中には「歌って踊った」動画を投稿するつわものも登場。この"勢いだけでやってしまった感"が非常にニコニコ動画らしいですね。
――さて、最近のニコニコ動画ランキングに「PONPONPON」動画が爆発的に増えたのはGero氏による「歌ってみた」が発端ですが、実際はそれ以前から「PONPONPON」の関連動画は継続的に投稿され、ランキングにもたまに姿を見せていました。
たとえばこちらは歌い手の「窓付き@」が10月に投稿した「歌ってみた」。正統派イケメンボイスとのギャップが何とも心地良い! この他にもたくさんの人気歌い手が本楽曲をカバーしているので、気になる方は「PONPONPON」タグから探してみると自分好みの声に出会えると思いますよ。
最後に「PONPONPON」に対する海外の反応を動画でご紹介。本家のミュージックビデオを見た外国人の素のリアクションが面白い! やっぱりあのPVに戸惑うのは日本人だけではないんですね……。途中から唐突に始まる急展開にもご注目ください。
ということでニコニコ動画のランキングを席巻した「PONPONPON」のご紹介でした。今後のニコニコ動画におけるきゃりーぱみゅぱみゅの動向にも注目したいですね。
勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ
1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。
(タイトルイラスト:3P3P)
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