富士フイルムは13日、同社製デジタルカメラ「FUJIFILM X100」が「2011年 日本の歴史的カメラ」に選定されたと発表した。
FUJIFILM X100は富士フイルムが3月に発売した高級仕様のデジタルカメラ(発表当時の名称は「FinePix X100」)。フジノン23mm F2レンズや、レンズに最適化されたAPS-CサイズCMOSセンサー(有効1,230万画素)、光学式と電子式を切り替えられる「ハイブリッドビューファインダー」などを搭載し、既存のレンズ一体型デジタルカメラとは一線を画す仕様となっている。さらに、天面や底面にマグネシウム合金を採用し、グリップ部を本革風に仕上げるなど、所有欲を満たす一台として人気を集めているカメラだ。
「日本の歴史的カメラ」は、1年間に国内で発売された銀塩カメラとデジタルカメラの中から財団法人 日本カメラ財団が毎年選定しているもの。「技術史的に意義がある」「市場で特に人気を博する」などの要素を踏まえて選定が行われる。
なお今回、同社の中判フィルムカメラ「GF670W Professional」も同時に選定されている。