カプコンは12日、新宿にある東京本社にて『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』のPlayStation Vita(以下PS Vita)版の発売、そしてPS3版/Xbox 360版/PS Vita版の無料大型アップデート「HEROES&HERALDS」の配信を直前に控え、プレス向けの体験会を開催した。

カプコンの東京本社の一角で行われた「アルティメット体験会」

『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』は、マーヴル・コミックとカプコンのキャラクターが戦う、2D対戦格闘ゲームだ。今年2月に発売された『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』のキャラクターに加え、「ゴーストライダー」や「ストライダー飛竜」「成歩堂龍一」などの新キャラクターを12人を追加。さらにユーザーから要望が多かった「観戦モード」を搭載するなど、まさに究極(ULTIMATE)と呼べるタイトルとなっている。さらに17日に発売されるPS Vita版では、タッチ操作で直感的なプレイも可能となっている。

今回行われた先行体験会では、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』のプロデューサー、新妻良太氏が登場し、まずPS Vita版の機能などについてのプレゼンテーションが行われた。

本作のプロデューサー、新妻良太氏

PS Vita版のポイントとなるのは、タッチ操作によるプレイだ。タッチ操作では、アイコン以外の画面をタップすると「攻撃」、前方向へドラッグすると「前進」、交代したいキャラアイコンを長押しすると「キャラ交代」、アシストキャラアイコンをタップすると「アシスト攻撃」といったこと可能。さらにハイパーコンボゲージをタップすれば「ハイパーコンボ」が、X-アイコンをタップすればX-ファクターが発動するなど、初心者でも直感的な操作が行える。

PS Vita版ならではのタッチ操作によるお手軽プレイを実現

特定の場所をタッチするだけで強力な技やX-ファクターが発動!

実際にPS Vita版をプレイしてタッチ操作を試してみたが、非常に快適。画面をタップしていくだけで、簡単に30~40以上のコンビネーション攻撃を繰り出すことができた。もちろん、タッチ操作に加えて従来どおり方向キーやボタンによる操作も行えるので、ここぞという場面では、タッチ操作に頼る戦い方も面白いかもしれない。

アイコン以外の場所をタップすることで攻撃を繰り出せる

タッチパネルをタップするだけで、面白いようにコンビ攻撃がつながる

次にPS Vita版では、「near」機能(周囲にいるフレンドやユーザーのゲーム情報を取得する機能)を使うことで、PS Vitaオリジナルカラー(ゴールドヘラルドカラー)のコスチュームを交換することが可能。このオリジナルカラーは、ほかのユーザーが本作のギフトに配信登録し、「near」機能から受け取ることで使用可能となる。オリジナルカラーは、すべてのキャラに用意されているので、コンプリートしたい場合は、多くのユーザーとすれちがうことがポイントになってくる。

PS Vitaの「near」機能でオリジナルカラーバージョンをゲットしよう!

もちろん、PlayStation Networkやアドホックを使用したネットワーク対戦も可能

そしてもう1つ、PS Vita版の大きな特徴として用意されているのが「リプレイ」機能だ。自分の対戦した動画プレイを「LEADERBOARDS」にアップロードすることで、いつでも自分の動きをチェックできる。また「LEADERBOARDS」には、世界中のユーザーの対戦データもアップされているので、上位プレイヤーのコンビネーション攻撃をチェックできるのも大きな魅力となっている。

そのほか、PS Vitaの本体を、PS3版『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』のコントローラーとして利用できる機能「アルティメットコントローラー」も用意。この機能を利用すれば、PS3版をタッチパネルのタップだけで必殺技を繰り出すことが可能となる。タッチパネルはカスタマイズ可能で、1~4つまで好きな技をセットできる。

リプレイ機能で世界中の対戦動画をチェック

「観戦モード」の画面ショット

PS VitaをPS3版のコントローラーとして利用することで、手軽に必殺技が発動できる

次項では、新モード「HEROES&HERALDS」の恩恵を受けた担当ぱぴい vs 開発チームのアルティメット・バトルが開戦!――続きを読む