スケジュール管理用のiPhoneアプリはたくさんある今回紹介する『i手帳 Lite』もそのひとつだ。このアプリは、スケジュールにテキストを書き込むだけでなく、音声や画像、地図などを貼り付けて管理することができるのが特徴。その使い心地を試してみた。

シンプルで多機能、自由度の高いスケジュール管理アプリ

『i手帳 Lite』を起動するとチュートリアルが表示され、詳しい操作方法を解説してくれる。まずはこれでだいたいの機能を確認してから使い始めるといいだろう。

起動させるとチュートリアルが表示され、操作方法や機能を解説してくれる

このアプリはカレンダー形式になっており、1カ月単位の表示と1週間単位の表示が可能だ。気になるスケジュールの入力だが、基本的にはタイムラインに沿って書き込むことになる。入力方法はテキスト、音声、傍線、画像、地図、連絡先、顔文字とさまざまであり、非常に自由度が高い。入力はサクサクできるので、こうした多機能アプリにありがちなロードの長さも特に感じなかった。全体的にシンプルだが、特にこれと言って不満の無いバランスの取れたスケジュール管理アプリだ。また、『i手帳 Lite』のデータはメールで送信したり、画像として保存することも可能。有料版の『i手帳』ではTwitterやGoogleカレンダーと同期することもできる。

カレンダーは1カ月単位の表示と1週間単位の表示が可能

入力はテキストだけでなく、地図・画像・傍線・顔文字・連絡先・音声などさまざまな形に対応

入力したテキストの位置は自由に動かすことができる

音声メモで手打ちが面倒なスケジュールもスッキリ

スケジュール入力方法の中でも特に気になるのがやはり音声入力だろう。さっそく筆者も試してみた。

録音ボタンを押して音声メモを保存したら、テキストでメモを付けることができる。この機能の使い道としては、テキストで打つと長くなってしまう場合や、言葉で表すのが難しいスケジュールなどに有効だろう。例えば、「プレゼンの前に企画書を上司に通さなければならないが、肝心のプロモーション素材が会議でまだ決まっていないため、役員会議の後で企画書・プレゼンの順に作成する」なんてことをテキストで書くのは面倒だが、音声メモなら10秒足らずで事足りる。自分の声ならそのときの切羽詰った感じなどの細かいニュアンスも伝わってくるので、意外と使える場面は多そうだ。

入力はテキストだけでなく、地図・画像・傍線・顔文字・連絡先・音声などさまざまな形に対応

入力したテキストの位置は自由に動かすことができる

無料ながら多機能かつシンプルで、それでいて実際の紙の手帳のような自由度を持っている。音声や画像などを総動員してスケジュールを書き込むことで、単純なテキストのみの手帳よりも多くの情報を入力することが可能だ。年末年始の忙しくなる前に『i手帳 Lite』を導入してみるのも良いかもしれない。

関連記事
手軽に軽快にプロ仕様の画像加工を! - 「Luminance」(2011年12月13日)
3,000種類以上の顔文字を収録しながら使いやすい! - 『特殊顔文字帳』(2011年12月10日)
とにかく誰かにほめてもらいたい! そんなあなたに - 「ほめアプリ」(2011年12月9日)
目覚めはステキな女の子の笑顔とともに - 「お疲れさんアラーム」 (2011年12月8日)
使いにくいリストにさよなら! 管理しやすいToDoアプリ - 「Priorities」(2011年12月7日)