ウェザーニューズはこのほど、花粉症に取り組む「花粉プロジェクト2012」の開始に先立ち、花粉観測機「ポールンロボ」の設置者1,000名の募集を開始した。対象は全国の一般家庭、医療機関、企業、学校などで、募集期間は18日24時まで。
同企画は、花粉観測機「ポールンロボ」を自宅や会社などの身近な場所に設置し、自動観測された花粉飛散数や気温、湿度、気圧の情報を同社に提供し、同時に日々の症状などをリポートで報告するというもの。
「ポールンロボ」とは、同社が開発した花粉観測機。人の顔に見立てた"目・鼻・口"がデザインされており、口の部分から人の呼吸と同量の空気を吸引して、実際に人が空気中で吸い込む花粉量を計測することができる。また、目の部分は観測した花粉量により、色が5段階に変化して花粉量の状態を知らせる事が可能。さらに、花粉飛散量のほかに気温、湿度、気圧も観測し、花粉が飛散しやすい日の判断などに使用されるという。
花粉観測機「ポールンロボ」(イメージ)。目の部分は花粉が少ない状態の白から青、黄、赤、紫へと5段階で変化する(出典:ウェザーニューズWebサイト) |
収集したデータは、インターネット回線を通じて同社に自動送信され、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」やインターネットサイトなどで、リアルタイムで公開。また、花粉予報や花粉症対策などのコンテンツにも反映され、活用される。
設置条件として、ブロードバンドインターネット環境、ブロードバンドルーターおよびハブを所有していること、観測機を吊るして固定できる場所があること、屋外から屋内に接続ケーブルを通す穴(通気口など)があることなどが求められる。
設置希望者は、応募サイトから必要情報を入力して応募する。なお、応募の際はウェザーニュース会員登録(月額315円)が必要。設置者の発表は12月23日を予定している。