福島県は8日、米の放射性物質緊急調査を実施している伊達市の旧富成村及び旧柱沢村で生産された2011年産米から、暫定規制値(500ベクレル/kg)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。
伊達市旧富成村では、農家1戸の米から1,240ベクレル/kgの放射性セシウムを検出。暫定規制値を超過した米の流通先は、自家保有米14袋(420kg)、縁故米3袋(90kg)。
伊達市旧柱沢村では、農家1戸の米から580ベクレル/kgの放射性セシウムを検出。暫定規制値を超過した米の流通先は、自家保有米13袋(390kg)。
福島県では、伊達市に対して、旧富成村及び旧柱沢村で生産された米の出荷を自粛するよう要請するとしている。