東京都交通局と東京メトロはこのほど、九段下駅での都営新宿線と半蔵門線の乗換えを改善するための工事を、15日の終車後から開始すると発表した。
九段下駅では同一階に都営新宿線と半蔵門線のホームが並んでいるものの、ホーム階(地下4階)とコンコース階(地下3階)に壁があり、両ホームを行き来するには改札を出る必要があった。
東京都交通局と東京メトロは11月2日に、サービス一体化に向けた取り組みとして九段下駅の壁の撤去を発表しており(詳細は本誌既報の通り)、12月15日の終車後から撤去工事に着手。まず都営新宿線ホームの新宿側、半蔵門線ホームの渋谷側から仮囲いを設置し、壁の撤去を行う。
今後は工事の進捗を見ながら新たな仮囲いを順次設置し、コンコース階の壁の撤去工事にも着手する。工事完了は2013年3月の予定。「工事期間中はホームの幅が一部狭くなるなど、ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします」と呼びかけている。