パソコン向けのオフィスソフトなどで知られるキングソフトは8日、新たにグループ会社としてAndroid事業を展開する「Mobile In Style」を設立し、同社の最初の製品として、個人および法人向けの7型Androidタブレット「eden TAB」を発表した。
高い品質とスペックながら入手性の高い価格が特徴で、価格はオープンだが、タブレット内に搭載するコンテンツやアプリ等からMobile In Styleが広告収入を得ることにより、本体自体の価格を抑えており、実売の予想価格は29,800円。なお、Androidマーケットには対応せず、独自マーケット「Tapnow Market」(ACCESSPORTが運営)を提供する。直販サイトや一部小売店舗で販売し、発売は2012年1月の予定だ。
eden TABの主な仕様は、ディスプレイは7インチ(1,280×800ドット)のタッチパネル液晶、CPUはDual CoreのSamsung S5PC210 1.2GHz、メインメモリは1GB、内蔵ストレージは16GB。通信機能として無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDRを搭載。3G(3G WCDMA 800/1700/2100MHz)通信モジュールはSIMロックフリーでの提供となる。OSはAndroid 2.3で、今後Android 4.0にバージョンアップする予定。
主なインタフェースは、デュアルマイク・スピーカー、Micro USB、ヘッドフォン、SDメモリーカード、HDMIミニ(出力)。フラッシュ付の800万画素のメインカメラと200万画素のサブカメラを搭載する。本体サイズ/重量はD199×W118.8×H10.4mm/348g。バッテリ駆動時間は約10時間。本体色はホワイト、ピンク、ブラックの3色。
Mobile In Styleでは今後も、「ハイデザイン・ハイスペックのタブレットデバイスやスマートフォンを低価格で提供することにより、Eコマースや音楽、電子書籍など充実したデジタルコンテンツ販売のプラットフォームを構築する」としており、端末販売にとどまらない事業展開を計画しているという。