UQコミュニケーションズの提供する高速モバイルデータ通信サービスWiMAXの契約者数が140万件を超えたことが明らかになった。2011年11月度の単月純増数は68,000だった(前年同月比109%)。

UQ WiMAXサービスは下り最大40Mbps/上り最大10Mbpsのモバイル通信サービスで、月額3,880円で使い放題の定額プラン「UQ Flat 年間パスポート」(1年契約)などを提供している。前述した契約者数、純増数は、電気通信事業者協会(TCA)が同日発表したもので、11月末日時点でのとりまとめ。同社の純増数は9月が76,500件、10月が95,600件、11月が68,000件と推移しており、累計1,401,000契約となっている。

9月純増数 10月純増数 11月純増数 累計契約数
76,500 95,600 68,000 1,401,000

契約数の推移

競合する通信事業者もLTEと呼ばれる高速モバイルデータ通信サービスを開始させつつあり、今後ますます競争の活性化が予想される通信市場だが、その中で同社ではWiMAXの高速性、低料金、高速エリアの広さなどをアピールし堅調に契約数を伸ばしている。ここ最近では小型で長時間バッテリーを装備するモバイルWi-Fiルータ「Aterm WM3500R」(NECアクセステクニカ製)、「URoad-8000」(シンセイコーポレーション製)、「WMX-GWMR 」(アイ・オー・データ機器製)による利用が増えているという。ちなみに11月度新規契約では、デバイス別で約7割のユーザーがWi-Fiルータを購入、約8割のユーザーがUQ Flat 年間パスポートの利用者だった

デバイスと料金プラン

利用可能エリアも拡大しており、UQ WiMAXが利用できる市区町村数は現在、全国で806市区町村、基地局数は17,000局を突破。実人口カバー率は全国で77%、全国政令指定都市で95%、東名阪主要都市で99%となっている。また、サービスエリア充実に向けた施策の一環として、11月28日には都営三田線の大手町駅構内においてWiMAX無線設備の設置工事に着手している。サービスは12月末から開始される予定だ。また、11月22日には据置型のWi-Fiルータ「URoad-Home」が投入され、12月1日からは新サービス「ファミ得パック(2回線目割引)」の提供も開始している。

新料金プラン「ファミ得パック」と新端末「URoad-Home」の利用イメージ

関連リンク

2011年11月の携帯電話契約数 - ソフトバンクが純増数30万件超えでトップ (2011年12月07日)
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