大阪市交通局は10日より、市営地下鉄御堂筋線にて、新型車両30000系(10両1編成)の運行を開始する。御堂筋線への新型車両の導入は20年ぶりとのこと。
同車両は先頭部分に曲面ガラスを使い、丸みのあるやわらかなデザインに。側面に御堂筋線のラインカラー・赤色の帯を配し、縦方向にもラインを追加して号車表示もデザインに取り入れた。
また、谷町線の30000系をベースにしながらも、座席の配置を工夫し、乗降口上部の車内案内表示器にワイド液晶ディスプレイを採用するなどの改良が施されている。内装パネルには御堂筋をイメージするイチョウと銀杏の柄をあしらい、親しみやすい車内空間を演出。御堂筋線の従来車より床面の高さを40mm下げ、ホームとの段差を縮小するなど、バリアフリーも考慮した車両となった。
御堂筋線30000系は10日以降、1編成が投入されて運行を開始。この車両をもとにさらなる改良を行い、2013年より10系車両を順次置き換える計画となっている。