JR東日本は6日、モバイル型の案内機器であるタブレット端末を主要駅に配備し、駅利用者への案内業務に活用することを発表した。首都圏の主要駅や地方の拠点駅に加え、外国人観光客がとくに多い鎌倉駅や日光駅にも導入される。
タブレット端末はおもに駅構内で案内業務を行うサービスマネージャーが携帯する。採用されたのはシャープのメディアタブレット「GALAPAGOS」で、片手で持ち歩けるサイズと携帯性、表示内容の見やすさ、同端末に内蔵された高速通信機能などが評価されたという。
タブレット端末の活用により、電子化された資料を速やかに提示でき、その場でインターネットに接続して、運行状況や乗換・運賃案内などリアルタイムの情報を提供できるようになる。翻訳や筆談、地図といったアプリケーションを活用し、外国人観光客への案内にも役立てられる。
今後、サービスマネージャーを配置した首都圏の主要駅と地方の拠点駅(計43駅)に112台、鎌倉駅と日光駅に1台ずつ配備する予定。来年1月より順次使用開始するとのこと。