動体視力と言えばスポーツのスキルのひとつと思われがちだが、実は、車の運転で事故を防ぐなど、意外と身近な日常生活でも役立っている。加齢とともに衰えるこの動体視力のレベルを測定するiPhoneアプリが登場した。その名も『動体視力測定器』は、4種類のゲームで動体視力の年齢を測定してくれる。

4種類のゲームで動体視力年齢を判定

『動体視力測定器』は簡単なミニゲームで自分の動体視力を測定できるアプリだ。ゲームは全部で4種類。ゲームはクイズ形式になっており、それぞれの問題に正解するまでにかかった時間や、間違えてしまった回数などで最終的に動体視力年齢が決まる。『ノーマルモード』と『エキスパートモード』の2つの難易度があり、筆者は最初に『ノーマルモード』にチャレンジしてみた。

ホーム画面。『ノーマルモード』と『エキスパートモード』の2つのモードがある

複雑ではないがそれなりの集中が必要!

4種類のゲームはどれもかなり動体視力を使うものなので、それなりの集中力が必要だ。最初のゲームは足し算の問題だが、計算式が右から左へ流れていってしまうので、さっそく動体視力が試されるわけだ。

足し算の式が右から流れて行くので、瞬時に数字を確認する。1と7、3と8などは間違いやすいので要注意だ

後出しジャンケンの問題。筆者はこれが一番混乱した

次のゲームはジャンケン。もちろん普通のジャンケンではなく、『相手の手が一瞬だけ見える後出しジャンケン』とでも言おうか。それに加え、相手に負けたりあいこにしたりする問題も混じっており、混乱してしまいがちでなかなか難しい。

3番目は絵柄の描かれたパネルが回転しながら流れて行き、8つの似たパターンのパネルの中から同じ柄を思いだして答えるというもの。斜線や黒のベタなどの柄は一瞬見ただけでも印象に残りやすいので、そこがポイントかもしれない。

最後のゲームは画面に一瞬だけ表示されるメッセージに従って端末を振るゲームだ。動体視力に加えて、反射神経も重要になってくる。ちょうど旗揚げゲームのような感じで「手前に振れ」「左に振れ(反対)」「振るな!」などの指示に従って端末を振る。はたから見ればちょっと怪しい人かもしれない。

同じ柄のパネルを選ぶゲーム

端末を指示に従って振るゲーム。電車の中などでは注意しよう

エキスパートモードでランキング入りを目指せ!

4種類のゲームが終わると、総合ポイントから動体視力年齢が計算される。動体視力は年齢に関係なく向上させることができるらしいので、このアプリを使って動体視力を鍛えてみるのもいいかもしれない。また、『エキスパートモード』では4種類のゲームの難易度が上がり、目標も動体視力年齢を若返らせることではなく、総合ポイントを競うランキング形式になっている。名前を登録すれば、成績次第では上位に自分の名前を載せることが可能だ。

ゲームが終わると動体視力年齢が測定される。筆者は45歳と厳しい評価であった

『エキスパートモード』のパネル当て問題。なんと最初に8つのパネルを瞬時に覚えなければならない

『エキスパートモード』で優秀な成績を出すとランキングに載ることができる