トヨタ自動車は1日、ダイハツ工業との間で合意した軽自動車OEM供給第二弾として、同社では初となる軽商用車「ピクシス バン」および「ピクシス トラック」を発売した。
ピクシス バンとピクシス トラックは、スクエアなボディ形状の採用によって高い積載能力と優れた作業性を実現。最小回転半径は4.2m(トラックは3.7m)という取り回しの良さや、キャビンへの乗降のしやすさなど、商用車として高い実用性を確保しつつ、乗る人の使い勝手にも配慮したという。
エンジンは、DVVT(連続可変バルブタイミング機構 : ダイハツ工業の登録商標)を採用した660ccKFエンジンと660ccKFインタークーラーターボ付エンジンの2種類を設定し、平成19年基準排出ガス規制に適合する。
ピクシス バンは、クラストップレベルの荷室空間を確保し、スクエアなボディ形状と相まって、隅から隅まで積める大容量の荷室を実現。開口部を十分に確保し、荷室地上高を635mmとしたことで、荷物の積み下ろしも容易になっているという。トランスミッションは5MTもしくは4ATで、駆動方式は2WD(FR)と4WDを用意。価格は91万円から139万5,000円。
ピクシス トラックは、クラストップレベルのガードフレーム荷台長や薄型の角型ガードフレームを採用し、箱物を荷台上部にまで積載しやすくするなど、実用性に配慮された軽トラック。トランスミッションは5MTもしくは3ATで、駆動方式は2WD(FR)と4WDを用意。価格は59万円から111万円。