AcerとLenovo、Samsungも同プロセッサとAndroid 4.0 "Ice Cream Sandwich"を搭載したタブレット製品の来年2012年第1四半期での市場投入を計画しているという。先日、台湾ASUSからクァッドコアのTegra 3 (Kal-El)プロセッサとAndroid OSを搭載した「ASUS Eee Pad Transformer Prime」が発表されており、このAcerとLenovoタブレットはこれに続くかたちとなる。台湾Digitimesが11月29日(現地時間)に関係者からの話として報じている。
なお、Tegra 3を搭載したタブレットの価格は459-599米ドル程度になる見込みで、現行の製品ラインとほぼ同等ということになる。だが関係者によれば、クァッドコアというパフォーマンス上昇要因こそあるものの、内容的には前世代のデュアルコア搭載タブレットと大きく変わることがないため、同分野で先行するApple iPadのほか、低価格で人気を博しているAmazon.comのKindle Fireなどとの競合は依然として厳しい戦いを強いられる可能性がある。実際、タブレット市場におけるApple以外の製品のシェアは10-15%程度で、この状況を覆すのは容易ではないだろう。
(提供:AndroWire編集部)