ニコンは1日、タイで発生した洪水の被害を受けた連結子会社ニコンタイランドにおいて、排水作業が11月26日に完了したことを発表した。
ニコンタイランドはタイ中部アユタヤ県・ロジャナ工業団地にある、一眼レフ機の生産拠点。ニコンは今回の洪水で、特に大きな被害を受けた日本企業とされていた。排水作業が完了したことで2012年3月末からの通常操業への目処も立っている。なお、一部機種の出荷は周辺の協力工場での代替生産を11月30日より再開しているとのことだ。
今回のタイ洪水によりニコンでは11月4日時点で、2012年3月期連結決算への影響額を売上高で650億円、営業利益で250億円としている。