ある調査会社の発表によれば、英国における10月のスマートフォン販売シェアでiPhoneがAndroidデバイスを抜いてトップに踊り出たという。ここ最近は販売台数シェアでAndroidがiPhoneを大きく引き離し、プラットフォーム別シェアの首位に君臨していたが、iPhone 4Sの登場効果で盛り返した形となった。英Reutersが11月29日(現地時間)に報じている。
同調査結果を28日(現地時間)に発表したのは英Kantar Worldpanel ComTechで、それによれば10月の英国におけるスマートフォンの販売シェアでAndroidが35%なのに対し、iPhone (iOS)のシェアは42.8%だったという。Androidはプラットフォーム単位での集計のため、実際には各メーカーがリリースするAndroidスマートフォンをすべて合算した数字となる。一方でiOSのデータはほぼiPhone 4Sとその前世代モデルによるもののため、iPhoneの1機種でAndroidデバイスすべてを凌駕したに等しい。なおKantar Worldpanelによれば、英国での販売傾向はほぼ残りの欧州地域での指標となるもので、iPhone 4Sが販売されている他の欧州国家でも同様の現象が起こっている可能性が高いとみられる。