12月9日より公開される映画『リアル・スティール』のジャパン・プレミアが29日、六本木ヒルズアリーナにて行われ、子役のダコタ・ゴヨ、監督のショーン・レヴィ、日本語吹替版を演じた女優の天海祐希が登場した。

天海祐希(左)、ダコタ・ゴヨ(中)、ショーン・レヴィ(右)と劇中に登場するロボット「ATOM」 (C)DreamWorks II Distribution Co. LLC All Rights Reserved.

この日は、ムービーカメラ65台、スチールカメラ42台以上が集まる大盛況で、10月2日にロサンゼルスで行われたワールド・プレミア以来のダコタ君との再開に天海は「前回はアウェイで緊張しましたが、今回はホームなので堂々と迎えたいと思います」と歓迎。「彼女の印象は?」という質問に日本語で「きれい!」と照れながら答えたダコタ君は、「日本は大変な時期がありましたが、この映画も努力と夢を持っていれば必ずいい日が来る。という映画です」とエールを送った。

ショーン監督がダコタ君について「この少年がいないと成功しない! と思わせる才能を持っているだけでなく、子供らしさや誠実さが魔法のように光っている少年」と称賛すると、天海も「スクリーンでのダコタくんは俳優として素晴らしいですが、会ってみると、聡明でシャイでなにより美少年。これからの成長が楽しみですよね」とベタ褒めだった。

また、映画の日本語吹替版でヒロイン・ベイリーの声優を努める天海は、映画について「男性が好む映画と思うとやけどしますよ! 親子の絆、女性が見ると、男性のことがわかると思います。ぜひ女性の方はヒュー・ジャックマンさんの素敵さやダコタくんの聡明さ、私が声を担当した、エヴァンジェリン・リリーさんの美しさや強さ、愛情に涙して映画館を出ていただけると思います」と熱弁。ダコタくんは「ホントに楽しんでいただける映画です。ロボットの闘いもすごいですが、ロボットのATOMが、父と息子をつなぎとめるハート役としての活躍も注目です」、ショーン監督は「この映画で7、8ヵ国まわりましたが、こんなに泣くと思わなかったとよく言われます。ぜひ見に行ってほしいです」と映画の魅力について語った。

スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが制作総指揮を務め、監督は『ナイト・ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィ、そして主演に『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンと、名だたるヒットメーカーが顔を揃えた本作。映画はロボット格闘技の世界を舞台に、スクラップ寸前のロボットと挫折した男の再起、そして父と子の絆が描かれた感動のアクション・エンターテイメント巨編となっている。