駿豆線(三島~修善寺間)1100系の引退を受け、同車両のさまざまなイベントを開催中の伊豆箱根鉄道。このほどイベント第5弾として、リバイバルカラーの赤色塗装での運行を開始した。

引退間近の1100系が"赤電"となり、富士山をバックに駿豆線を走行する

1100系車両は1989(平成元)年、伊豆箱根鉄道の冷房化促進を目的に、元西武鉄道701系車両を譲り受けたもので、約23年間にわたり地域の足として活躍してきた。しかし老朽化のため、2012年6月をもって引退することが決まっている。

これにともない、今年7月以降、「ありがとう1100系ヘッドマーク」の掲出などさまざまなイベントが行われており、今回は1100系をリバイバルカラーの赤色塗装に変更。今月23日に行われた「いずはこねふれあいフェスタ2011」で初披露され、25日より運行を開始している。

今後は12月9~11日に運転の予定があり、9日(金)は9往復、10日(土)は10往復、11日(日)は8往復の運転に。その他の運転日については、決まり次第ホームページにて告知するとのこと。

また、伊豆箱根鉄道では1100系グッズ「ありがとう1100系(赤色)電車型目覚まし時計」「伊豆箱根鉄道1100系さよなら運転記念ピンバッジセット」も発売。目覚まし時計は3,000個販売され、価格は1100系にちなんで1,100円。ピンバッジセットは1,100セットの販売(シリアルナンバー付き)で、価格は1セット1,100円。これらのグッズは駿豆線と大雄山線の有人駅を中心に販売されている。