歌手で俳優の福山雅治が25日、東京・渋谷のNHKで行われたドキュメンタリー番組『ホットスポット 最後の楽園スペシャル』の記者会見に出席した。

『ホットスポット 最後の楽園スペシャル』の記者会見に出席した福山雅治(右)と有働由美子NHKアナウンサー 拡大画像を見る

『ホットスポット 最後の楽園』は、最先端の特撮技術を使って、絶滅に瀕する生物や壮大な自然のドラマを記録した番組で、番組の案内役で福山が出演。2011年上半期に全6回で放送され好評を博した。視聴者のアンコールに応えるスペシャル番組では再放送に加え、福山がスタジオで有働由美子アナウンサーと旅のエピソードや裏話を披露、福山の未公開映像も公開される予定だ。

スタジオ収録後に行われた会見で、福山は「映像を振り返って、1年は早いなあと。人間がいないところに入っていくので、過酷な撮影でした。時間と労力を使った映像になっています」と撮影を振り返り、有働は「福山さんと、真面目に性とかオス、メスについて話しました。どこまでオンエアされるか分かりませんが(笑)。大人も子供も観て楽しめる番組になっています」とアピール。撮影で苦労した地域について、福山は「マダカスカルですね。インフラが整備されてなくて……。お腹壊して、高熱で3日くらい動けなかった。僕ら日本人は、いかに抵抗力がないか痛感しましたね」と語ると、有働は「福山さんのプライベートが垣間見れます。弱ってる福山さん、セクシーでしたよ」と称賛。福山は「ですよねー!」とおどけ、笑いを誘った。

番組内では"生命の本質=オスVSメス?"をめぐって、福山と有働が本音トークをさく裂させており、「ネズミほどの有袋類、フクロミツスイは、マッコウクジラより大きな精子を持ってるし、日本のナガレタコガエルなんか、メスをめぐってオスが争うんですが、負けたオスの行動にグッとくるんですよ」と福山が喜々として話すと、有働は「福山さんはそれぞれの動物に自分を重ね合わせて話されるので、ドキドキしました」と胸中を明かした。また、生物多様性の豊かな"生物多様性ホットスポット"を旅してきた福山は、「"ホットスポット"は全部行きたいですね。植物より動物がいるところがいい」と今後のロケに期待を寄せていた。

福山が選ぶベストシーンを振り返る『ホットスポット 最後の楽園スペシャル「福山雅治が語る"命"の旅」』は、12月29日(NHK総合 22:00~)放送。全6回の番組再放送に加え、スタジオで福山が見どころを解説する『ホットスポット 最後の楽園 特別編』(前編・後編)は、1月2日・3日(BSプレミアム 19:00~)で2夜連続放送予定。