アクサ損害保険(アクサダイレクト)はこのほど、2012年2月1日式以降を保険始期日とする契約を対象に、アクサダイレクト総合自動車保険を改定すると発表した。

保険料・料率制度の項目では、「保険料水準の見直し」「ノンフリート等級別係数(割増引率)の見直し」「型式別料率クラス制度の採用」を実施。これにより、すべての契約条件で保険料の引下げ、または引上げがあるという。

「保険料水準の見直し」に関しては、直近の支払い状況を踏まえた保険料水準の見直しに加え、各リスク区分料率についてリスクの実態に応じた改定を行う。「ノンフリート等級別係数(割増引率)の見直し」については、ノンフリート等級別の保険金支払い状況に合わせて等級別の係数を見直し、改定の結果、1年間無事故で等級が進行したにもかかわらず、等級別係数が上昇することがないように、1年間の経過措置を設定する。「型式別料率クラス制度の採用」については、型式を1~9クラスの9段階に分けて、補償種目ごと(対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害、人身傷害)にそれぞれが決定される。

補償内容などの改定では、「引受対象車種の拡大」「年齢条件(運転者年齢条件特約)の適用範囲の縮小」「運転者限定特約の設定」などを実施。

「引受対象車種の拡大」については、自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)、自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)、特種用途自動車(キャンピング車)の3車種を引受対象車種に追加。「年齢条件(運転者年齢条件特約)の適用範囲の縮小」については、年齢条件が適用される運転者の範囲を限定し、それら以外の運転者に関しては年齢を問わず補償する。「運転者限定特約の設定」については、従来の運転者家族限定特約を変更し、「本人型」「夫婦型」「家族型」の3区分を新たに設定した。

このほか、「人身傷害補償特約」を付帯する場合に契約すると、条件付きで保険料が割安になる「人身傷害補償に関する被保険自動車搭乗中のみ補償特約」の新設、「他車運転危険補償特約」の補償範囲の拡大などを実施。詳細は同社Webサイトまで。