三菱自動車は24日、軽商用車「ミニキャブ バン」をベースとした電気自動車「MINICAB-MiEV」(ミニキャブ・ミーブ)を発売すると発表した。また、軽商用車「ミニキャブ バン」と「ミニキャブ トラック」を一部改良したほか、ミニキャブ バンの新グレード「ブラボー」を追加する。いずれも発売日は、12月8日。
MINICAB-MiEVは、軽商用車「ミニキャブ バン」をベースとし、同社の新世代電気自動車第1弾「i-MiEV」(アイ・ミーブ)の開発で得られた技術やノウハウを導入。電気自動車ならではの高い環境性能と、商用車として要求される経済性、積載性、走行性能、信頼性を両立したとのこと。
駆動用バッテリーの総電力量が異なる「CD 10.5kWh」と「CD 16.0kWh」の2グレードを設定し、それぞれに2シーターと4シーターを用意。また、「CD 16.0kWh」は標準ルーフとハイルーフの選択が行える。「CD 10.5kWh」はハイルーフのみ。
価格は、「CD 10.5kWh」が240万円から242万1,000円、「CD 16.0kWh」が295万円から297万1,000円だが、経済産業省「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業」の補助金制度対象となっているため、実質的な車両本体価格は「CD 10.5kWh」で173万円からになるとのこと。
ミニキャブ バンは、フロント / リヤデザインを一新するとともに、車両本体価格を見直している。また、レジャー用途などにも対応する装備を充実させた新グレード「ブラボー」も追加。ミニキャブ トラックも同様に、フロントデザインが変更された。価格は、ミニキャブ バンが89万7,000円から144万2,000円、ミニキャブ トラックが58万2,950円から113万4,000円。