2012年1月14日公開の映画『マイウェイ 12,000キロの真実』の記者会見が21日、東京・新宿のバルト9で行われ、主演のオダギリジョー、カン・ジェギュ監督が出席した。

左からオダギリジョー、カン・ジェギュ監督 拡大画像を見る

オダギリジョーとチャン・ドンゴンのW主演で『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ監督がメガフォンをとり、韓国映画史上最高の製作費25億円と9カ月をかけて製作された本作。第二次世界大戦時のアジアからノルマンディーまでの戦いの中、マラソンでオリンピック出場を夢見た幼馴染みである辰雄(オダギリジョー)とジュンシク(チャン・ドンゴン)の苦悩と友情を描く。

チャン・ドンゴン演じるジュンシクの幼馴染みである長谷川辰雄役のオダギリは「2人の成長していく過程が映画のメインストーリー。ジュンシクは1つのことを追い求めていきますが、辰雄は環境に翻弄されます」と解説。本作のクライマックスであるノルマンディー上陸の戦闘シーンを報道陣と一緒に鑑賞して「改めて見ると震えますね。迫力も規模も凄く、これを現場で指示を与えた監督って凄い人ですよ」とカン・ジェギュ監督を讃えた。

脚本を読んで撮影の過酷さを悟ったというオダギリは、出演依頼を断り続けていたが、カン・ジェギュ監督の熱心な出演依頼に根負けしたという。「インする時は行きたくなくて、戦争に行く気分でしたね」とオダギリが語れば、カン・ジェギュ監督も「限られた時間と求めるシーンのし烈な戦いの連続で、正直撮影に行くのが嫌でした(笑)」と同調。オダギリについては「本当に素晴らしくて驚きました。その情熱にも心を打たれました」と絶賛し、「現場では"教祖"と呼ばれていました。まるで宗教のように彼に付き従うスタッフが常にいましたね。特に女性スタッフがね(笑)」と振り返っていた。

映画『マイウェイ 12,000キロの真実』は、2012年1月14日より全国公開。