いよいよ店頭に並び始めたカシオのコンパクトデジタルカメラ、「EXILIM」シリーズの最新にして最上位モデルの「EX-ZR200」。その発売を記念し、東京都渋谷区神宮前の「Cafe STUDIO」を会場に、写真展「EXILIM Art Galley」を開催中だ。開催期間は11月26日(土曜日)まで。
「EXILIM Art Galley」では、ファッションデザイナーのドン小西氏や、ミュージシャンのスキマスイッチ常田真太郎氏、Jリーグ川崎フロンターレの中村憲剛氏、稲本潤一氏など、EXILIMを愛用する各界の著名人が撮影した写真を展示。高速連写とアート要素に強くフォーカスした写真展となっている。
これに先立ち、11月18日(金)、報道関係者に向けて「EXILIM Art Galleyオープニングトークショー」が開かれたので、その模様をレポートしよう。会場には芸能界きってのEXILIMスーパーヘビーユーザー、ドン小西こと小西良幸氏も登場。いつものファッションチェックの勢いそのままに、EXILIMの魅力についてマシンガントークを展開。さらに"自分撮り"の名人芸まで惜しげもなく披露し、取材陣からも大きな喝采を浴びていた。
ゲストのドン小西氏(写真左)。トークの様子は下記でたっぷりと。トークショーのMCを務めた多聞恵美さん(写真右)。2輪専門の「モデル+ライター+ライダー=モデライダー」として活躍中。彼女の写真も展示されている |
「さくさく撮れて気持ちがいいデジタルカメラ」ならではの作品たち
会場のCafe STUDIOは、ラフォーレ原宿の(明治通りを挟んで)斜向かいという絶好の立地。店内に入ると、大きな採光窓をしつらえた明るい空間に、数多の写真が並んでいる。これらの写真は、前述のとおり各界のEXILIMユーザーたちの作品。
ファッション、ミュージック、スポーツ、アートといったジャンルごとにブロックが分けられ、それぞれ印象的なスタイルでディスプレイされているのも見どころだ。もちろん、発売されたばかりのEXILIM EX-ZR200を存分に試せるタッチ&トライコーナーも設置されている。
EXILIM EX-ZR200のキャッチフレーズは、「快速シャッターで、さくさく撮れて気持ちいい」だ。カシオ計算機 SP戦略部 QVSP室の仁井田隆氏は、このように語る。
「デジタルカメラが普及率も、また機能的にも一段落した今、カシオはどんな価値をユーザーのみなさんに提供できるだろうと考えました。そのひとつの回答として、撮りたい瞬間にすぐ撮れる、ストレスなく最高の表情を写真に収めることができるデジタルカメラとして、EXILIM EX-ZR200が誕生したのです。シャッターを押すだけで、美しい写真をカメラが連写から自動生成する"プレミアムオートPRO"、そして好評の"HDRアート撮影機能"などもあわせて、さまざまなシーンでご活用いただければと思います」(仁井田氏)
新しいEXILIMは撮影間隔0.27秒。とにかく速い! バーイ ドン小西!
そして本日のゲスト、ドン小西氏がステージに登場。と同時に、持っていたEXILIM EX-ZR200で取材陣をパチリ!と逆取材。「コレ! この速さだよね。軽くてキレイでとにかく速い。すごいよコレは!」と手放しのベタ褒めだ。ドン氏は、デジタルカメラ往年の名作、カシオのQVシリーズから徹底したカシオファンとのこと。現在7台のEXILIMを所有し、カバンにポケットに、PCの前に、テレビの前に…と、常にEXILIMを手に取れる状態になっているという。
「ボクは料理もするでしょ。だから、テレビの料理番組でレシピが表示されたりすると、パチッと撮っちゃう。すぐ起動するから撮れるんだよね。天気予報を撮っておいて、移動のときに液晶モニターで確認したりとかもする。講習会なんかに行っても、メモなんて取らない。全部これ(EXILIM)でパチ!」(ドン小西氏)
ドン氏の作品。ファッションショーの舞台側から撮るのは面白い。ドン氏いわく「今年のファッションはバックシャンがポイント」 |
目に入れても痛くないほど可愛いお孫さんたち。「トリーバーチのタオルをお土産に買ってあげたら、紙袋の方に食いついたんだよ」というドン氏に、「でも、この一瞬の表情が撮れるのはZR200ならですよね」と多聞さん |
EXILIMはもはやノート代わり、というドン氏。その使い勝手の良さは仕事でも存分に発揮されているそうだ。
「海外に行っても、いいなと思ったデザインパターンやヘアスタイルを見かけたら、さっと撮影しておくの。そしてその晩、ホテルでPCからスタッフに送る。あのセーターのパターン、こういうのがいいんだよ!ってね。すると、4日後に帰国すると、もうそのセーターが出来上がってる。すごい時代になったよね。だからさ、EXILIMを数万円で買ったって、そんなの1日でモト取っちゃうよ!」(ドン小西氏)
ドン氏の自分撮りスーパーテクニック。カメラの液晶を見てほしい! この構図を一瞬で決めるのだ |
ドン氏といえばファッションチェック。この日も、MCの多聞恵美さんのファッションをEXILIM EX-ZR200でチェック! |
ズームのワイド端が35mm換算で24mm相当の広角であることも、ドン氏お気に入りのポイント。「このおかげで、どこに出かけても自分で記念写真が撮れちゃう。人と一緒に撮るときでも、カメラマンなんていらない。自分でバンバン撮っちゃうよ。24mmだと、画面に4人は入るね」と、自分撮りの秘技を次々に披露。
これが実に上手い! いかにEXILIMが広角とはいえ、ほとんどカメラも見ずにここまで上手く構図が決まるとは驚きだ。この技を会得するには相当の慣れが必要なはず。ドン氏が普段から、いかにEXILIMを使い込んでいるかがわかる。
「見っかっちゃった!」というタイトルで自分撮り、というネタ。ドン氏、還暦過ぎてやや暴走気味です |
お次は「感激したシーン」の自分撮り。有数のファッションデザイナーの1人にして、この顔芸。マルチタレントってすごい |
「ボクなんか1日に4、5件のパーティーに行くんだけど、今さ、こういうカメラを持っている人が増えたよね。若い子なんてみんな持ってる。あれね、流行らせたのボクよ。これ、(記事に)ちゃんと書いといてよ、マジで(笑)。EXILIMだってね、ボクは日本で一番最初に買ったと思うよ。ハリウッド女優からアメリカのセレブ、日本の有名人、芸能人から政治家まで、ボクの(EXILIM)に収まっていない人は1人もいないね」(ドン小西氏)
と、一流のリップサービスもアクセル全開。テレビ同様の軽妙なトークで、会場を時折引かせつつも、大いに沸かせた。
このほか、今回の写真展のインスタレーションを手がけたインテリア設計事務所「ima」の小林恭氏と、小林マナさんも登場。EXILIM EX-ZR200の誕生を祝い、200本のろうそくを作品のモチーフとしたことや、メイキング秘話などを披露した。
会場でも特に目を引く、imaによるインスタレーション。キャンドルの火を吹き消す子どもたちの表情は、EXILIM EX-ZR200で連写した膨大な写真の中からチョイスしたという(写真左)。インスタレーションの撮影で実際に使われたキャンドルの数々(写真右)。隣には小型モニターが置かれ、メイキング映像が流れている。この映像もEXILIM EX-ZR200で撮影したもの |
カシオでは今回の写真展のほか、11月26日(土)のサッカーJリーグ、横浜F・マリノス戦での場外イベントや、11月26日(土)と27日(日)の2日間、目黒インテリア通りを中心とするコミュニティ「MEGURO INTERIOR SHOPS COMMUNITY」のイベントでフォトギャラリーなどを予定している。ぜひ足を運んでみていただきたい。
■ Cafe STUDIO
TEL:03-3478-0182
渋谷区神宮前1-31-10
東京メトロ 千代田線 明治神宮前駅 4番出口 1分
JR 原宿駅 徒歩5分
■ドン小西「小西良幸」プロフィール
1950年生まれ。小西良幸デザインオフィス代表。「YOSHIYUKI KONISHI」等のブランドを手掛け、現在は「d.k.f」を展開中。最近ではテレビやラジオ、雑誌、インターネットなどでの激辛なファッションチェックでもおなじみ。日本のファッションシーンを牽引し続けながらマルチに活躍している。
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