日本ギガバイトは14日、日本市場向けに投入するIntel X79 Expressマザーボード「G1.Assassin 2」「GA-X79-UD7」「GA-X79-UD5」「GA-X79-UD3」を発売した。CPU/メモリへの電力供給を安定させるデジタルPWMや、グラフィカルUI採用の新UEFI BIOSなどの新機能を備える。
4モデル共通の特徴として、新機能「3D POWER」と「3D BIOS」の搭載が挙げられる。3D POWERは、CPU/メモリへの電力供給を安定させるデジタルPWMと、その制御ユーティリティの総称で、電圧や周波数切り替えのレスポンス向上のほか、CPU電圧のパラメータ調節、CPUとメモリのフォーズコントロール、周波数コントロールなどをリアルタイムで行うことができる。
3D BIOSでは、UEFI BIOSのインタフェースを、従来BIOSライクなメニューが並んだキーボードで扱いやすい「アドバンス・モード」と、直感的にわかりやすいグラフィカルな「3Dモード」の2系統用意し、それぞれのインタフェースへの切り替えも簡単にできるように工夫してある。また、GA-X79-UD3を除くモデルでは、UEFI BIOSチップを2個実装しており、それぞれのBIOSで異なる設定を保持、バックパネル部のスイッチで切り替えて利用できるほか、片方が破損したさいにもう片方からバックアップ復旧できる「Dual UEFI BIOS」と呼ばれる仕組みも備えている。
G1.Assassin 2
「G1.Assassin 2」は、ゲーミング用途向けに特化したハイエンドモデル。フォームファクタはE-ATX。店頭予想価格は40,000円前後。
拡張スロットはPCI Express Gen3 x16が3本(うち1本はx8接続)、PCI Express x1が2本、PCIが1本。DIMMスロットは4本。SATAは6Gbps×4ポート、3Gbps×4ポート、eSATA×2ポート。USBは3.0×4ポート、2.0×14ポート。オーディオチップはCreative CA20K2で、LANチップはBigfoot E2100。電源フェーズ数は8基。ほか、Bluetooth 4.0+Wi-FiコンボのPCIe x1カードも付属する。
GA-X79-UD7
「GA-X79-UD7」は、オーバークロッカー向けのハイエンドモデル。フォームファクタはXL-ATX。店頭予想価格は40,000円前後。
拡張スロットはPCI Express Gen3 x16が4本(うち2本はx8接続)、PCI Express x1が3本。DIMMスロットは4本。SATAは6Gbps×6ポート、3Gbps×4ポート。USBは3.0×4ポート、2.0×14ポート。電源フェーズ数は16基。ほか、Bluetooth 4.0+Wi-FiコンボのPCIe x1カードも付属する。
GA-X79-UD5
「GA-X79-UD5」は、今回のラインナップで同社主力となるメインストリームモデル。フォームファクタはE-ATX。店頭予想価格は30,000円前後。
拡張スロットはPCI Express Gen3 x16が3本(うち1本はx8接続)、PCI Express x1が2本、PCIが1本。DIMMスロットは8本。SATAは6Gbps×6ポート、3Gbps×4ポート、eSATA×2ポート。USBは3.0×4ポート、2.0×14ポート。IEEE1394×2ポートも備える。電源フェーズ数は12基。ほか、Bluetooth 4.0+Wi-FiコンボのPCIe x1カードも付属する。
GA-X79-UD3
「GA-X79-UD3」は、コストパフォーマンスを重視したスタンダードモデル。フォームファクタはATX。店頭予想価格が25,000円前後。
拡張スロットはPCI Express Gen3 x16が4本(うち2本はx8接続)、PCI Express x1が2本、PCIが1本。DIMMスロットは4本。SATAは6Gbps×6ポート、3Gbps×4ポート、eSATA×2ポート。USBは3.0×4ポート、2.0×13ポート。電源フェーズ数は8基。
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・日本ギガバイト
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