サノフィ・アベンティス株式会社と株式会社アイシェアが、10日、日本臨床皮膚科医会の協力を得て「アレルギー」に関する調査を発表した。10代から60代の男女3,272名の回答を集計した。
36.1%が「アレルギーあり」と回答
食品を含め何らかのアレルギーが「ある」という人は36.1%。男性は31.7%、女性では47.6%と多くなっていた。
また、アレルギー保有者で、食品アレルギーが「ある」としたのは全体の19.8%。男性の14.9%に対し、女性では28.5%と倍近くとなった。
食品アレルギー保有者が発症すると最も症状が重くなる食品では「魚介類(魚・貝類・甲殻類など)(35.9%)」が1位で、以降「果物類(16.2%)」、「穀物類(米・小麦・蕎麦など)(9.4%)」と続いた。また、食品アレルギーが発症した際に出る症状では「蕁麻疹(42.7%)」が最も多く、以降は「湿疹(29.1%)」、「下痢(20.1%)」の順に。
一方、食品以外のアレルギー1位は「花粉」で全体の62.0%。続く2位は「ほこり(13.6%)」、3位は「金属(4.6%)」となった。
このようなアレルギー保有者に、はじめてアレルギー症状が出た年代を聞くと、「10代」が最も多く28.4%。続く「20代」が25.5%、「30代」が18.1%と成人してからの発症者も多かった。この順位は男女別に見ても同様だった。
ちなみに、アレルギーに対して何か対策を「行っている」としたのは全体の74.4%。具体的な対策としては「成分表を見るようにしている」、「金属製品は直接肌に着けない」、「春先はマスク着用」などアレルギー物質との接触を避けるというものが多く挙がっている。
一方、対策を「行っていない」という人は25.6%。その理由は「軽度だから」、「面倒だから」、「対処法がよくわからないから」というものであった。