オリンパスイメージングは10日、薄型・コンパクトなデジタルカメラ「OLYMPUS SH-21」を発表した。価格はオープンプライスで、推定市場価格は35,000円前後になる見込みだ。発売は11月上旬の予定となっている。
厚さ30.6mmのコンパクトなボディながら、12.5倍ズームが可能なレンズを搭載。焦点距離は35mmフィルム換算で24~300mm、開放F値はF3.0~F5.9だ。
撮像素子は有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサーを搭載。裏面照射方式となっているため集光効率に優れ、夜景や室内などの光量が不足しがちなシーンでも使いやすい。また、一度のシャッターで露出が異なる複数枚の画像を撮影し、これを合成することでダイナミックレンジの広い画像を記録できる「HDR逆光補正」モードがシーンモードに追加された。
背面の液晶モニターはタッチパネル方式となっており、モニター上でタッチした被写体に合焦するタッチフォーカス機能や、タッチした瞬間にシャッターを切るタッチシャッター機能を新たに搭載した。また、鮮やかさや色合い、明るさといった項目設定をタッチパネル操作で直観的に変更できる「タッチ・ライブガイド」にも対応している。
その他、1,920×1,080ドット(フルHD)での動画撮影(H.264形式)や、同社製カメラで好評の「マジックフィルター」(動画・静止画ともに適用可能)、カメラを横にスライドさせることで3D写真が撮影できる機能、犬や猫の顔を認識する「ペットモード」なども搭載する。
主な仕様は次の通り。液晶モニターのサイズ・表示画素数は3型・約46万ドット、対応感度はISO80~ISO3200、手ブレ補正はCMOSシフト方式。
バッテリーはリチウムイオン充電池を採用しており、撮影可能枚数は約220枚(平均値)だ。なお、撮影データは本体の内蔵メモリ(59MB)のほか、SD/SDHC/SDXCカードやEye-Fiカードに記録可能。本体サイズはW105.4×D30.6×H59.4mm、バッテリーとカードを含む重量は184gとなっている。