女優のダコタ・ファニングが起用された香水の広告が、まるで児童ポルノであるとして英国内で発禁処分を受けていたことがわかった。

問題となったのはマーク・ジェイコブスの「OH, LOLA!」というフレグランスの雑誌広告。淡いピンクベージュの総レースのミニドレスをまとい、大きなフレグランスボトルを脚の間に置いて座っているダコタ・ファニングの写真が使われている。英国広告基準局(Advertising Standards Authority)は「ドレスの丈、彼女の脚と香水ボトルの位置は、彼女のセクシュアリティに注意を引きつける。17歳であることは承知しているが、16歳以下に見えかねないため、子どもを性的に誇張しているものであると受け取られる恐れがある」との声明を発表した。

香水メーカー「Coty UK」は、「挑発的ではあるが下品なものではない」と主張。デザイナーのマーク・ジェイコブスもこの処分について「ダコタ・ファニングに OH, LOLA! の広告に出てもらえて我々は心から喜んでいた。彼女は利口でかわいらしく、面白い、かつ優秀な女性だ。不適切なものを広告のコンセプトとして提案したつもりは全くない。素晴らしい広告キャンペーンになるはずだったが、否定的に取られる結果となってしまい本当に不運だ」とコメントしている。

問題の広告写真はこちらで見ることができる。