ヒビノインターサウンドは9日、iBasso Audio社のヘッドホンアンプ「A01」を発表した。発売は12月9日。価格はオープンで、推定市場価格は10,000円前後となる見込みだ。
A01は、昨年7月に発売された「T3 Hj」の後継モデルとなるポータブルタイプのヘッドホンアンプだ。同社によると、従来機の回路構成や採用パーツの見直しを行い、低価格化を図ったという。とはいえ、本製品でも音質に関しては妥協しておらず、従来機と同一のクォリティが保たれているとのことだ(従来機は11月9日現在の実勢価格が13,000円前後)。
本体サイズはW37×D64.5×H10mm、重量は28gで従来機から変わっていない。ケースの素材には、サビやキズに強い陽極酸化ステンレスを採用している。電源は内蔵式のリチウムポリマーバッテリー。約2時間30分の充電で、約38時価の連続再生が可能だ。充電は付属のUSB充電ケーブルを利用して行う。
入力端子は3.5mmステレオミニジャックを1系統備えるが、DACは搭載しておらず、入力はアナログのみとなる。通常は、デジタルオーディオプレーヤーなどのヘッドホン端子と接続して使用する。最大出力は76mW×2だ。5mW×2から30mW×2程度が一般的なデジタルオーディオプレイヤーのヘッドホン出力に比べると、かなり余裕がある。また、2段階のゲインコントロールを備えており、8~300Ωまでのインピーダンスのヘッドホンに適合する。これらにより、歪みの少ないクリアな再生が可能だ。