JR東日本は8日、間もなく開通から1年を迎える東北新幹線八戸~新青森間の利用状況を発表した。同社は東北新幹線全線開業1周年を記念し、「行くぜ、東北。」キャンペーンも展開する。
東北新幹線八戸~新青森間は昨年12月4日に開通。東日本大震災で4月28日まで運転を見合わせたが、開業から10月31日までの利用者は245万人を記録した。1日あたりの利用者数は約9,500人で、前年比は124%(前年実績は旧東北本線八戸~青森間の特急列車の利用実績で、約7,700人)となった。
東北新幹線の全線開業1周年を記念した「行くぜ、東北。」キャンペーンでは、東日本大震災からの復興に向けて歩み始めた東北へ、「これまでよりも『元気な』トーンで、東北への応援ムードを盛り上げていきます」(JR東日本)とのこと。
同キャンペーンに合わせ、12月の週末限定で2日間有効の「東北応援パス」(詳細は既報の通り)を発売。東北への旅行に最適な「びゅう商品」も充実し、「行くぜ。東北。セレクトパック」では、往復の新幹線と宿泊先を自由に組み合わせられる。新型車両E5系を使用した「はやて」「やまびこ」(11月19日より運転開始)も選べるという。
また、50歳からの旅と暮らしを応援する会員組織「大人の休日倶楽部」でも、E5系車両に乗車できる会員向けツアー(添乗員同行)を用意している。
「行くぜ、東北。」キャンペーンの開催期間は、11月8日より2012年2月29日まで。期間中、シンガー・ソングライター斉藤和義さんの曲「COME ON!」を使用したテレビCMが放映されるほか、ポスター展開や山手線「アドトレイン」の運転(11月18日~12月2日)も行われる。